お笑いタレントの劇団ひとり、バカリズム、お笑いトリオの東京03がレギュラー出演するコメディー番組『ウレロ☆未確認少女』（仮）が、10月よりテレビ東京でスタートすることが23日、わかった。観客を前にノンストップ収録で、3組がシチュエーションコメディーを繰り広げる同番組。劇団ひとりは「地味な面子なので視聴率は期待できません。短い付き合いになると思いますが、そのぶん濃密な時間を過ごせるよう頑張ります」と自虐交じりに意気込んでいる。

　独特の世界観を持つ劇団ひとりと、作り込んだネタに定評があるバカリズム、そしてキングオブコント2009王者の東京03が結集し、一発勝負のコメディーに挑む。

　舞台はとある倒産寸前の弱小芸能事務所。欠陥だらけのアイドルグループ「未確認少女隊・UFI（ユーフィー）」を“ノープラン”で売り出そうとする自称・芸能界イチの情報通の社長・川島（劇団ひとり）や、完ぺき主義者の総合プロデューサー・升野（バカリズム）、個性的なスタッフ（東京03）がドタバタ劇を展開していく。

　ライブでの共演はあるものの、この3組でレギュラー番組を担当するのは今回が初めて。バカリズムが「みんなの足を引っ張らないように頑張ります。足を引っ張られたら舌打ちとかします」と目を光らせれば、角田晃広（東京03）は「足だけは引っ張らないようにしたい、そんな気持ちでいっぱいです。足だけは、そこだけは引っ張りたくはないのです」と、やり直しが利かない趣向に戦々恐々といった様子だ。

　飯塚悟志（東京03）は「こういう番組がやりたくてこの世界に入ってきたので、嬉しくて嬉しくて仕方ありません。結果がどうあれ、ほぼ夢は叶いました」と喜びもひとしおで、豊本明長（東京03）は「もの凄く面白い番組か、なぁなぁでどうしようもない番組かどっちかになりそうな予感」と語った。

　同番組の佐久間宣行プロデューサーは、自身が「毎年、単独ライブを見に行っては“面白いなー。なんか一緒にやりたいなー”と思っていた」という芸人たちが今回の顔ぶれだったと明かし、「この3組が一緒にやって面白いこと、それは、やはりお客さんの前でのライブでしょう。それも、連続もののシチュエーションコメディーなんて最高」と企画の実現を喜んでいる。

　新番組『ウレロ☆未確認少女』（仮）は10月開始で毎週金曜深夜0時53分より放送。