俳優の勝地涼、仲里依紗、子役の加藤清史郎らが27日、都内で行われたNHKスペシャルドラマ『さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬〜』の会見に出席。アルマを演じたシェパード犬も同席し、加藤は「アルマが平均台を渡ったり、跳び箱をジャンプしてこえたり、僕でも飛べない跳び箱の段を飛んでいて凄いなと思った。尊敬しました。本当にお利口さん」と“名犬”の身体能力の高さと演技力に感心していた。

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　水野宗徳の原作をドラマ化した同作は、戦時中を舞台に軍犬として満州へ招集がかかったアルマと、アルマを軍犬として育てあげた主人公・太一（勝地）の視点などから、戦争で出兵した多くの犬たちの現実を浮かび上がらせていく。

　「戦争時代を演じることは経験がない」という勝地は、「リアリティを持って演じることは、責任があること。この作品に尽くす気持ちで」と同作への思いを語り、役衣装の学ラン姿で凛とした表情を見せた。また、勝地演じる太一がひと目ぼれする教師・史子を演じる仲は「濃い作品に関わることができて良い思い出（になった）。動物が好きなので良い経験でした。ペットブーム目線じゃなく、そういう犬もいたというのが、心に残れば」と見所を語った。

　共演者の草笛光子が「NGをなかなか出さない、立派な犬」と太鼓判を押すなど、アルマ演じたシェパード犬には出演者から賞賛の声。加藤は「アルマみたいな大きな犬との共演はなかったので、初めて会った時は恐かったけど、遊んだりしたら楽しくなって。大きな犬と触れ合って、とてもいい経験でした」と満面の笑みで撮影を振り返っていた。　NHKスペシャルドラマ『さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬〜』は、12月18日（土）にNHK総合・デジタル総合にて午後9時より放送。

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