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俳優の上野樹里(37)、林遣都(32)、熊澤尚人監督(56)が2日、都内で行われた映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した。 きのう1日に封切られた本作。上野は初日に見たそうで「これからちょっと通い詰めることになりそうです。こんなことは人生で初めてですが。本当に『え、ここで』っていうところで感動が押し寄せてしまい。こんなにスクリーンから語りかけてくる瞬間がたくさんある映画、しかもそれに自分が携わっていて。一言、一言が胸に突き刺さる。これは映画館で味わうべきだと思いました。(毎月1日の)きのうは“映画の日”格安で見られる日だった。それ以上の価値がありすぎて。DVDで見てもいいけど、映画館で楽しむべきだと思いました」と力説した。 きのう1日は、夫でロックバンド・TRICERATOPS(トライセラトップス)の和田唱の48歳だった。「夫と観に来たんですけど。夫が誕生日で。どんなふうになるんだろうと思って。お客さんと一緒に楽しむのはちょっとワクワクだな、ぐらいの感じだったんですけど、もう自分が深く理解してるからこそ、ほんとに何気ない表情とか、次こうなるってこと分かってそのシーンを見てるつらさ。自分だけじゃないんですよ。それぞれの登場人物の視点からの世界が全て分かっているので、どのシーンも不意打ちで突き刺さってくるんですよ。いろんな感情とかせりふが淡々と静かでしっとりとしているテイストなのに、こんなにもメッセージが…」と映画の魅力を熱っぽく語る。 内容が濃すぎるため「1回目は全部受け切れないと思います」ときっぱり。それぞれの登場人物の見えてる世界とか、自分が偏見のフィルターをかけて見ていたり、そのフィルターが一瞬取れたり、また偏見で今見てたなとか。終わった後に自分の無意識のフィルターに気づくはずだし。いろいろな膨大なメッセージがある。2回目、3回目と咀嚼しながら楽しんでいただけます」とリピートすることを勧める。 また、「きのうは終始いろんなところで、不意になんか涙が流れそうになって。ハンカチ持ってきてたんですよ。一応。お手洗いに行くために持ってきたのに、まさか涙を拭くために必要になると思わなくて(笑)。でも、カバンの財布とか、携帯の底に入っちゃって、なかなか取れなくて…。ずっと我慢して、すごいダラダラ流れて。隣に夫がいたので、ゴソゴソ3回ぐらいしたんですけど、間に合わなくて。とりあえず、なんかもう圧倒されて。なので、これはもう映画館に通い詰めることになりそうだし、自分がそんな作品に、携われたことも含めて、すごくうれしいです」と笑顔で夫婦のエピソードを披露。夫のリアクションを問われると上野は「私の想像してた通り。試写とかで来られた方も『もう1回見たい』っておっしゃる方が多い。自分自身も今そうなっている。私の夫は、やっぱりそういうふうな感じで。『面白かったけど、もう1回見たい』っていう感じで。『すごくいい映画ですね』っていう感想です」としていた。 本作は、「第14回小説現代長編新人賞」を受賞したパリュスあや子の小説『隣人X』を、7年ぶりの映画主演となる上野と、初共演となる林で実写映画化。人間の姿をして社会に紛れる“惑星難民X”があふれる世界を舞台に、週刊誌記者の笹憲太郎(林)とX疑惑のかかった柏木良子(上野)を中心に、予測不能なラストが待ち受ける異色のミステリーロマンス。

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  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した上野樹里 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)林遣都、上野樹里 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)林遣都、上野樹里、熊澤尚人監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した林遣都 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した上野樹里 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)林遣都、上野樹里 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)林遣都、上野樹里 (C)ORICON NewS inc.

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