映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』（12月8日公開）で主演を務めるティモシー・シャラメと共演のヒュー・グラントが来日し、20日に東京・六本木ヒルズアリーナでチョコレート・カーペット・イベントが開催された。劇中に登場するウォンカのチョコレート店を象徴するサクラが咲き誇るステージが設けられ、チョコレートの香りが漂う会場には約1200人のファンが集結。ティモシーは、ファンと写真を撮ったり、サインをしたり、“神ファンサ”を連発し、黄色い歓声が響きわたった。

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　ティモシーは「皆さんきょうは起こし下さりありがとうございました。後ろの方々も本当にありがとう。東京に来られて本当にうれしいです。（日本語で）アリガトウ」とあいさつし、後方の観客にまで気配り。

　続いてヒューが「日本の方々には、自分が出演した作品をいつもあたたかく受け入れてくれてありがとう。この作品はティモシーが素晴らしいので、気に入ってくださったらうれしいです」とあいさつすると、ティモシーがすかさず、「ヒューも素晴らしいです」と合の手を入れ、「ウンパ　ルンパ♪」と劇中歌を歌い出すほどご機嫌な様子だった。

　ティモシーは、プロモーションでは初来日（プライベートを含めて2回目）。感想を聞かれると、「アメージング！大好きです。映画の宣伝ではなくプライベートでぜひ訪れたい」と弾けるような笑顔を見せ、会場をひときわ湧かせた。

　一方、『パディントン2』（2018年）以来、約６年ぶり８度目の来日となったヒューは「楽しい思いをしています。日本に来るといつも楽しくて、少し羽目を外して体調を崩して、インタビューでジャーナリストをがっかりさせてしまうこともあったりするんだけどね。今回は妻も一緒に来ていて、彼女はザルのように飲むんだ」と冗談交じりに話していた。

　イベントの後半では、来日ゲストを歓迎する花束プレゼンターとして、日本語吹替版声優の花村想太（Da-iCE）とセントチヒロ・チッチも登壇。舞台裏であいさつした際、花村は「（ティモシーの）オーラがすごくて、固まってしまいました」と打ち明け、チッチも「皆さんにお会いできると思っていなかったので、ドキドキしています。花村さんと一緒に固まっていた私たちににこやかに話しかけてくださって、感動しました。大きな心をプレゼントとしてもらったようでうれしいです」と喜びを表現した。

　ティモシーは「声優さんの仕事はすごく大事だと思っています。ハリウッドではストもありましたし。素晴らしい仕事をしてくださってありがとう」と、全米映画俳優組合（SAG-AFTRA）によるストライキの影響が花村たちにも及んだのではないかと気遣う一幕もあった。

　イベントにはティモシー、ヒューのほかに、ポール・キング監督、デイビッド・ヘイマン（プロデューサー）、アレクサンドラ・ダビーシャー（プロデューサー）もそろって登壇した。

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