NHK総合の海外ドラマ枠（毎週日曜　後11：00）できょう17日より、イタリア制作の海外ドラマ『DOC（ドック）2　あすへのカルテ』（全16回）がスタートする。12年間の記憶を失ったエリート医師の愛と再生のドラマの物語。昨年10月から今年2月にかけて放送されたシーズン1の続きで、2020年2月から物語は再開する。

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　イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師で作家のピエルダンテ・ピッチョーニの実話をもとにした小説に着想を得て制作されたオリジナルドラマ。シーズン2のはじまりでは、新型コロナウイルス感染者の対応に追われる医療現場を真正面から描く。

　主人公は、ミラノのアンブロシアーノ総合病院の内科医アンドレア・ファンティ。医長として、大学教授としてエリート街道を突き進んでいたアンドレアだったが、医療ミスで息子が亡くなったと信じる父親に銃で頭を撃たれ、過去12年間の記憶を失ってしまう。最愛の息子マッティアを失くしたことも、妻と離婚したことも、同僚のジュリアと恋人同士だったことも、覚えていない彼に残っていたのは、患者のために最善を尽くす、12年前の志だけだった。アンドレアは、医者未満の「DOC（ドック）」として、内科で働くことになる。

　シーズン1では、アンドレアを撃った男の息子の命を奪ったのは、治験データが改ざんされた薬によるものだったことが判明。アンドレアにすべての罪を着せようとしていた同僚の内科医マルコが逮捕された。

　シーズン2の時代設定は、2020年2月。入院している患者に熱とせきの症状が出はじめるが、原因を突き止められずにいた。謎の感染症は世界中であっという間に広がり、アンブロシアーノ総合病院も未曽有の事態に陥る。その時、病院では何が起きていたのか？アンドレアと仲間たちはどう立ち向かったのか？

　一方で、内科チームはバラバラになりつつあった。ジュリアは病院を移るといい、ロレンツォも連絡がつかない。ガブリエルはエチオピアに帰ることを決めている。アンドレアは彼らを引き留めようと奔走するが、そんな中、アンドレアとアニェーゼの旧友で感染症科医のチェチーリアが新任の医師としてやってくる。アンドレアが抱える新たな苦悩とは？医師たちの関係にも変化が？初回から波乱の展開だ。