お笑いトリオ・東京03の角田晃広（49）が、都内で行われた映画『怪物』初日舞台あいさつに登壇。フランス・パリで開催された「第76回カンヌ国際映画祭」で脚本賞を受賞した同作に出演した角田の演技について、とも登壇した是枝裕和監督（60）が絶賛した。

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　同映画は、ある郊外の学校で起きた子ども同士の喧嘩が社会やメディアを巻き込んで大事になっていくさまが描かれる。

　小学校の教頭役を演じた角田は「試写で見て、ものすごい映画に参加させていただいたんだな」と改めて実感したといい、「カンヌ」の授賞式には「行けるかなとわずかに思ったんですけど、行けなかったですね（笑）」と笑わせた。

　初めての是枝組での撮影には「ものすごい緊張しましたし、必要以上の緊張感を持って現場に行ったんですが、現場の空気が穏やかで、監督の口調も本当にご丁寧で優しい。逆に怖いとも思いましたけど（笑）、監督のもとスタッフ・キャスト一人一人が集中して一つのものをつくるという感じでした」と振り返った。

　MCから是枝監督に角田の演技について聞くと「お笑いをされてる方で芝居がうまい方が時々いるんですけど、角田さんはその一人。セリフの間合いの取り方はもちろんうまいんですけど、画面の中にいるポジション取りがすごく上手。すごく的確なところにちゃんと動くし、タイミングよくフレームに入ってきてくれるのが天性のものがあります。素晴らしかったです」と大絶賛。角田は喜びが顔に出てしまい「その質問してくださってありがとうございます」とニヤケ顔だった。

　舞台あいさつには安藤サクラ（37）、永山瑛太（40）、黒川想矢（13）、柊木陽太（11）、中村獅童（50）、坂元裕二氏（56）も登場した。

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