Netflixにて13日より全世界同時配信されるドラマ『新聞記者』(全6話)のワールドプレミアイベントが10日、都内で開催され、主演の米倉涼子をはじめ、綾野剛、横浜流星、藤井道人監督が登壇した。 イベントには、成人の日の開催にちなみ、10代、20代の若者を中心に招待。観客と登壇者との一問一答も行われた。最初の女性の質問が米倉と横浜あてだったことから、いきなりハブられた綾野は苦笑い。2人目の俳優志望の男性が綾野を指名すると「気を使わせてしまって」と照れるように、でもうれしそうに笑って場を盛り上げていた。 最初の女性は看護学生で、看護師になりたくて看護学校に入ったが、周りと比べてしまい自分は向いていないんじゃないかと落ち込むことがあるという。米倉と横浜に「俳優業が向いていないと感じることはありますか? どうやって乗り越えているんですか?」と聞いた。 米倉は「この仕事が天職なのか確信したことがない。ただ、やってやる、やり続けたい、せっかくやり始めたことはやり通したいって思う。いつもインタビューで話すんですけど、私は、隣の芝が青く見えるタイプ。全部納得したことがなくて、あの人の方がいいなっていつも思っちゃう。まだまだ自分に足りないな、と思うことが多くて、自分には向いていないかもと思ったことを越えてやろう、悔しい、って思いながら生きている」と、他人をうらやむ気持ちが、頑張るエネルギーになっていると話した。 さらに若者たちに向けて「どんな居場所も楽なことはきっとないと思っているし、自分が20歳だった頃には感じることもなかったような壁とかつらい思いはぶち当たってみないとわからないし、越えてみないといい経験になっていると思えない。これからもっと泥まみれになってください、って感じです。そうした方が大人になってから楽な気がする」と、エールを送っていた。 横浜は「今の自分に満足していなからこそ、より頑張れるし、自分の代わりなんていくらでもいるので、10代の頃にはほかの人と比べてしまうことも、向いてないと思うこともありました。だけど、自分が決めた道だし、単純に芝居が好きだし、だから辞めるという選択肢もなくて。いつ何が起きるかもわからないし、時間はどんどんすぎていくから、落ち込む暇もない。いまに全力を尽くせば、そういうことを考えなく僕はなりました」と自身について語りながら、エールを送った。
2022/01/10
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