テレビ朝日系で昨年10月から放送されてきた『相棒season19』は、きょう17日放送の最終回スペシャル(後9:00〜10:24)で幕を下ろす。土曜ワイド劇場でプレシーズン作品として誕生し、20年にわたってファンに愛され続ける『相棒』がついに迎えた節目。『season14』以来、6シーズン目に突入した水谷豊と反町隆史演じる杉下右京&冠城亘のコンビは安定感を増し、各話で描かれる事件やその関係者を演じるゲストキャストを引き立たせ、見ごたえのあるエピソードを展開してきた。 season19は、初回「プレゼンス」で、交通機動隊の白バイ警官・出雲麗音(篠原ゆき子)が何者かに銃撃される衝撃的な事件始まり、特命係はその事件の首謀者として、IT長者の加西周明 (石丸幹二)と彼が築いた仮想国家「ネオ・ジパング」を追い詰めるが、加西は罪をまぬがれてしまう。背景には、衣笠藤治副総監(杉本哲太)の“ツルの一声”や、さらに上からの“政治的圧力”があったと思われ、うやむやのまま実行犯である朱音静(日南響子) だけが逮捕された。
2021/03/17