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【いだてん】阿部サダヲ、田畑政治さんのご子息と初対面 ドラマロケ地が一般公開

 俳優の阿部サダヲが26日、茨城県つくばみらい市にある野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」で一般公開開始となった近現代エリアのオープニングセレモニーに出席。NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)で阿部が演じる田畑政治(たばた・まさじ)のご子息・田畑和宏さんと初対面した。和宏さんからリアルなエピソードを聞いた阿部は「こういうお話を聞く機会がいままでなかったのでうれしいです」と感謝し、今後の撮影での“熱演”を約束していた。

野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアのオープニングセレモニーに出席した阿部サダヲ (C)ORICON NewS inc.

野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアのオープニングセレモニーに出席した阿部サダヲ (C)ORICON NewS inc.

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 『いだてん』は、大河ドラマとしては33年ぶりの近現代劇。“日本で初めてオリンピックに参加した男” 金栗四三(中村勘九郎)と、“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑政治(阿部)の2人を主人公に、1964年東京オリンピックが実現するまでの、明治・大正・昭和にまたがる激動の半世紀を描く。

 和宏さんは元NHK職員で、政治部記者として活躍し、理事も務めた。父・政治さんはとにかくせっかちな性分だったことは間違いないようで、「考えるより先に足が動いてしまう。右も左も後ろも見ずに、ただ前を向いて行く。父の車の後ろのドアはタクシーのように自動ドアになっていて、運転手が車を降りてドアを開けるまで待ちきれなくてそうした。それくらいせっかちだったんです」と和宏さん。朝、散歩に出かけても、走ると言ったほうがいいくらいの勢いで歩き回っていたという話も。

 阿部も「道路の渋滞ががまんできなくて、前の車を押しに行ったというシーンも撮ったんですけど、本当のエピソードらしいんです。僕のアドリブではないんで。料亭などで食事して帰る時は100%近く、靴を間違えて履いて帰る。本当なんですか?というようなエピソードばかりで、とても魅力ある方。演じていて楽しいです」と話した。

 和宏さんは「父は戦争中から戦後にかけて新聞記者をしていたこともあって、戦争で日本とアジアの人々を殺してしまったことに対するある種の罪の意識を持っていた。世界中から除け者になった日本の信頼を取り戻そうという情熱だけはものすごく強く、そのためにスポーツの振興やオリンピック誘致をやっていた人です」と父の思いを代弁。「せっかちが過ぎて周りに迷惑もかけたかもしれませんが、一生懸命やっていただけなので、そのへんをうまく、そう悪者にしないでください」と冗談まじりに阿部にエールを送っていた。

 同所には、お堀や太鼓橋、戦国砦や城郭、長屋や旅籠など、江戸時代中心のオープンセットが建ち並び、一般公開もされていたが、「近現代エリア」として約1万平方メートルの土地に明治から大正・昭和初期のドラマの撮影に最適なセットを増設(総面積は約5.5万平方メートル)。近現代エリアは昨年4月に完成して以来、『いだてん』の撮影に使用されていた。東京・銀座や新橋をイメージした9棟の鉄筋ビル群や、ノスタルジックな雰囲気が漂う22棟の木造建築群が立ち並び、ビル群を一周する路面電車(自走式)も導入された。

 一般来場者は、年間平均して約2万5000人とのことだが、オープニングセレモニーのあった本日、昼頃までに約1400人もの来場者があった。

 阿部は「セットが忠実なので、その時代にタイムスリップしたような感覚になるし、すごくこだわっているのでやりがいがあります。『いだてん』のあのシーンはここで撮ったのかな、と想像しながら見学していただくのも楽しいと思います」と、来場を呼びかけていた。

■ワープステーション江戸
公開時間:前9:30〜後4:00(最終入場 後:3:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
入場料:大人500円、中学生以下300円

関連写真

  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアのオープニングセレモニーに出席した阿部サダヲ (C)ORICON NewS inc.
  • テープカットを行った阿部サダヲ=野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアのオープニングセレモニー (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアのオープニングセレモニー (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアのオープニングセレモニー (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアの路面電車。細部にわたり本物そっくりに製作。自走可能で場内軌道敷上を周回(約250メートル/周)する (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリアの路面電車。新橋駅の撮影に使われた建物 (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。銀座の某デパート風建物 (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。オフィス街 (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。遊楽街 (C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。駅前の商店街などの撮影に使える(C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。買物横丁(C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。路地裏通り(C)ORICON NewS inc.
  • 野外型ロケ施設「ワープステーション江戸」近現代エリア。看板建築通り(C)ORICON NewS inc.

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