俳優の竜星涼が、サッカー元日本代表ストライカー、“野人”こと岡野雅行の高校時代の実話をもとにしたヤンキー青春サッカードラマに主演することがわかった。番組タイトルは『激レアさんを連れてきた。ドラマシアター　激アツ!! ヤンキーサッカー部』。テレビ朝日系で9月21日・28日（両日とも後11：15〜深0：15※2週連続、一部地域で放送時間が異なる）に放送される。

　昨年12月11日、テレビ朝日の深夜バラエティー番組『激レアさんを連れてきた。』に「サッカー経験ゼロのヤンキーたちを集めてサッカー部を作り強豪チームにする、という『ROOKIES（ルーキーズ）』ばりの体験をしたのに、その話をあまりしていない」激レアさんとして登場した岡野。

　サッカーに打ち込みたくて入学した全寮制の高校にサッカー部がなかっただけでなく、そこは全国の名だたるトップヤンキーたちを集めて更生させるような学校だったことを知り、打ちひしがれる岡野。しかし一念発起して設立したヤンキーだらけのサッカー部が、みるみる変貌を遂げ、県内有数の強豪チームへと成長していくサクセスストーリーは、大きな感動と反響を呼んだ。

　そんな野人・岡野が過ごしてきた壮絶な高校時代、番組で岡野が語った衝撃の実話が、フィクションドラマ『激レアさんを連れてきた。ドラマシアター　激アツ!! ヤンキーサッカー部』として生まれ変わる。脚本は、鈴木おさむ氏が執筆する。

　ドラマで岡野を演じる竜星は「実在する方のお話をやらせていただけるというのはなかなかないことですし、その中でも岡野さんの役をできるというのはすごくうれしいです」と感激の様子。自身もサッカー経験があり、「撮影中にもボールを蹴っていられるのが楽しかった」と話した。また。実話を基にしたフィクションドラマということについても「斬新だけども、その分新しい試み。すごく熱くて、青春を味わっているような気分になれるドラマです！」とアピール。力いっぱい走り、叫び、笑う。エモーショナルな岡野をダイナミックに表現する。

　この配役に一番驚いたのは、岡野本人だったろう。「最初にドラマ化のお話を聞いた際は、冗談かと思いましたし、脚本が鈴木おさむさん、私の役が竜星涼さんと聞いたときは話が大きくなりすぎて、心配になりました（笑）」とコメントを寄せながらも、「フィクションの部分もありますが、基本的には私の実体験がもとになっています」と、脚本にお墨付きを与えた。「このドラマを見た方が、野人みたいに諦めずに頑張ればその先に良いことがあるのかもしれないな、と思ってくださったらうれしいです」と願ってやまない。

　共演者には、岡野の2つ上の先輩でテコンドーの日本チャンピオン、蹴りが得意なヤンキー・イシ役に浅香航大。岡野の同級生で共にサッカー部を設立する盟友・トガ役に矢野聖人。頭突きが得意な施設育ちのヤンキー・マサ役には稲葉友。格闘ドッジボールを得意とし、ゴールキーパーを担うことになるヤンキー・武蔵役に山本涼介。威嚇が得意なヤンキー・ホソ役に平埜生成。そして逃げ足が速いヤンキー・ウエ役を堀家一希が演じる。

　岡野の担任でサッカー部の顧問も務めることになる剛田役には勝村政信、高校の理事長で、岡野にサッカー部の設立を許可する鉄山役には小野武彦が決定し、ドラマをさらに盛り上げていく。竜星も「共演者の皆さんとも部活みたいな雰囲気でずっと一緒にいられて、本当に楽しい時間でした」と、男同士の強い絆も生まれた撮影現場となったよう。

　“バラエティー番組発のドラマ”という斬新な試みならではの取り組みとして、AbemaTVで「特別編」の独占配信も決定。地上波版では放送されない、野人・岡野が高校で味わった衝撃の屈辱シーンや、感動クランクアップ秘蔵映像などを、地上波放送直後の9月23日、30日の2週にわたってAbemaTV限定で配信。ドラマと合わせて、ネタ元になった伝説の『激レアさんを連れてきた。』岡野雅行出演回を、“地上波未放送部分”も含めたスペシャル版で配信する。

■岡野雅行のコメント

　『激レアさんを連れてきた。』に出演させていただいた際は私自身が本当に楽しくて、放送後にはたくさんの方から面白かったと連絡もいただきました。最初にドラマ化のお話を聞いた際は、冗談かと思いましたし、脚本が鈴木おさむさん、私の役が竜星涼さんと聞いたときは話が大きくなりすぎて、心配になりました（笑）。

　フィクションの部分もありますが、基本的には私の実体験がもとになっています。今になれば、大変な経験をしたと思いますがあの高校に行ったからこそ、人生は自分の力で切り開くことを学びましたし、その後、サッカー選手として経験した困難も乗り越えることができたと思います。このドラマを見た方が、野人みたいに諦めずに頑張ればその先に良いことがあるのかもしれないな、と思ってくださったら嬉しいです。　

■岡野役・竜星涼のコメント

　実在する方のお話を演じさせていただけるということはなかなかないことだと思いますし、その中でも岡野さんの役を演じられることがすごくうれしいです！　みなさんが抱いている岡野さんのイメージはそれぞれあると思います。外見を意識するというよりは、台本を読んで得た人物像を大事にしながらキャラクターを作っていきました。フィクションではありつつも、実話をもとにしているのですごくリアルな部分もあり、時代設定は少し前ですが、見ているみなさんにも楽しんでいただけると思います。僕自身も台本を読んですごく面白くて、ワクワクしました。ドラマで描かれている“ヤンキー”の部分が、デフォルメされていて本当に面白いんです。初日から浅香航大くん演じるイシがチェーンを振り回してて爆笑してしまいました（笑）。

　バラエティー番組で放送されたものがドラマになるという斬新な企画で、新しくて面白い試みになっていると思いますので、楽しみにしていただきたいです。すごく熱くて、青春を味わっているような気分になれるドラマになっているはずです。僕自身も大好きなサッカーができて、久々にずっとボールを蹴っていられることがとてもうれしかったですし、共演者のみなさんとも部活みたいな雰囲気でずっと一緒にいられて、本当に楽しい時間でした！