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高橋一生、20代から70代演じ分けも「違和感なく」 “怪優”の本領発揮

 俳優の高橋一生と女優の永作博美が21日、東京・千駄木の島薗邸で来年1月にスタートするNHK総合のドラマ『みかづき』(毎週土曜 連続5回)の取材会を行った。

20代から70代を演じ分ける高橋一生(C)ORICON NewS inc.

20代から70代を演じ分ける高橋一生(C)ORICON NewS inc.

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 2017年本屋大賞2位となった森絵都氏の同名原作のドラマ化。昭和から平成にいたる塾と日本社会の変遷を背景に、ある家族の50年の歴史を描く。高橋は小学校の用務員でありながらいつしか落ちこぼれの子どもたちに勉強を教えるようになった天才的教師の大島吾郎を、永作は戦中の国民学校の教育に反発し、自由で豊かな教育の可能性を塾に見出したシングルマザーの赤坂千明を演じる。

 迫られると生徒の親とついつい関係を持ってしまうという、とらえどころのない役の吾郎を務める高橋は「撮影は終盤に入っていますが楽しく。あまり、こういうことは言わないんですけど、とても手応えがあります」と力強く語った。

 分厚い原作を5話にまとめており、高橋は「かなり凝縮している。朝ドラでもう1度やりなおさせてくださいっていうレベル。ホントは全100話とかでやりたい。全部がダイジェスト」と熱く語った。見どころについては「僕ら踊ります。これが非常に幸せな撮影だった。すごい楽しかった」とタイトルバックのシーンを挙げ、笑わせつつ「これが『みかづき』のある世界観の打ち出しになっているんじゃないかと思っている。全体的に色合いのトーンが切ない。三日月の夜みたいな色の元で楽しく踊っている。それが切なくもあり、楽しくもある。人間味のある感じになっている」と深い意味合いを口にしていた。

 また、20代から70代までを演じ分けをしている。「肉体的な負荷をかけていくことはやっている。普段より緩慢に動いたり」と話しつつも「ありがたいことに時系列で若いころから順番に撮っていった。なので違和感なく。間が飛ぶんですけど、こんなにスムーズにできるのもなのかっていうぐらい(できた)」とにっこり。残すは、おじいちゃんになってからのシーンだそうで「きょうは取材のために若く戻れた」と茶目っ気たっぷりに語り、報道陣を笑わせた。そして「不思議な感じですね。本当に人生を生きちゃっているみたいな感じ」としみじみ語っていた。

 一方の永作は「若い頃をやるときに肉体的負荷を感じ過ぎちゃってヤバいなって(笑)。20代はなかなか気持ちが乗っかるのに苦労しました」と照れ笑い。高橋は「でも、ダンスがかわいいんですよ!」と力説し、さらに永作を照れさせていた。

関連写真

  • 20代から70代を演じ分ける高橋一生(C)ORICON NewS inc.
  • NHK総合のドラマ『みかづき』の取材会に出席した永作博美 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK総合のドラマ『みかづき』の取材会に出席した(左から)森絵都氏、高橋一生、永作博美 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK総合のドラマ『みかづき』の取材会に出席した(左から)森絵都氏、高橋一生、永作博美 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK総合のドラマ『みかづき』の取材会に出席した(左から)高橋一生、永作博美 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK総合のドラマ『みかづき』の取材会に出席した(左から)高橋一生、永作博美 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK総合のドラマ『みかづき』の取材会に出席した森絵都氏 (C)ORICON NewS inc.

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