ジャニーズ事務所所属の中山優馬(22)が、WOWOWで来年3月スタート予定の土曜オリジナルドラマ『連続ドラマW 北斗-ある殺人者の回心-』(毎週土曜 後10:00、全5話※第1話無料放送)で主演を務めることがわかった。中山はオーディションで主役を勝ち取り、同局のドラマに初登場。役作りでトータル約12キロの減量をした上、長かった髪も自らの意思で断髪。アイドル然としたビジュアルをかなぐり捨てて挑んだ意欲作に、中山は「『全員が流した汗と涙の結晶の量が、作品をどれほど良くするかにかかっている』という監督の言葉はいまでも忘れられません」と自信をにじませた。
同ドラマは、『池袋ウエストゲートパーク』でデビューし、『4TEEN』で直木賞を受賞した作家・石田衣良氏が2012年に“デビュー15周年の結論”として発表した同名小説が原作。監督・脚本は、映画『脳男』、『グラスホッパー』などの瀧本智行氏が手掛ける。
中山が演じるのは、両親から激しい虐待を受け、誰に愛されることもなく、いつしか心の奥に“闇”を抱え、運命のいたずらにより殺人者となる端爪北斗。主演オーディションが行われたのは今年5月。「オーディションの時、せりふの破壊力に圧倒されたことをいまでも鮮明に覚えています」と語る中山。瀧本監督は「オーディションを重ねる中で、強い眼差しが印象的だった中山優馬くんに僕たちは賭けることにしました」と述懐している。
それから約3ヶ月後の8月16日にクランクイン。10月2日にクランクアップを迎えるまでの約2ヶ月間、中山はこの作品に心血を注ぎ、「できる限りのことはやりました」。物語が進むにつれ、死を切望するようになる北斗の役作りのため、中山は減量を敢行。撮影はほぼ順撮りで行われたため、徐々に体重が落ちていく姿をドラマ本編でも見ることができる。
実は、中山だけでなく、瀧本監督も減量に挑戦。同じ試練を受けることで、信頼関係がより深まり、そこから生まれる何かが、作品全体に刻み込まれているに違いない。中山は「初めて北斗と出会い、改めて台本を読んだ時、最初に『背負いきれるか』という心配がありました。一方で、こんなに素晴らしい作品が自分の手の届くところにあると思うと身震いが止まらなくて…。そんな不安にも似た気持ちを抱えていましたが、監督の気合に魅せられ最後まで乗り切ることができたのは僕の誇りです」と語っている。
息もつかせぬ緊迫した展開の中、どうして孤独な殺人者が生まれてしまったのか、残酷で深く苦しいテーマを扱いながらも、愛を求める人間たちの運命を丁寧に描き出すことがこのドラマの真価でもある。中山は「僕が演じる北斗は、虐待を受け、やがては殺人犯になりますが、“ただ愛されたかった”という普通の人間なんです。目を覆いたくなるくらいつらいシーンもたくさんあります。それでも、どうか、端爪北斗の人生を最後まで見届けてください」と力を込めた。中山の新境地、新たな代表作の誕生に期待が高まる。
同ドラマは、『池袋ウエストゲートパーク』でデビューし、『4TEEN』で直木賞を受賞した作家・石田衣良氏が2012年に“デビュー15周年の結論”として発表した同名小説が原作。監督・脚本は、映画『脳男』、『グラスホッパー』などの瀧本智行氏が手掛ける。
中山が演じるのは、両親から激しい虐待を受け、誰に愛されることもなく、いつしか心の奥に“闇”を抱え、運命のいたずらにより殺人者となる端爪北斗。主演オーディションが行われたのは今年5月。「オーディションの時、せりふの破壊力に圧倒されたことをいまでも鮮明に覚えています」と語る中山。瀧本監督は「オーディションを重ねる中で、強い眼差しが印象的だった中山優馬くんに僕たちは賭けることにしました」と述懐している。
それから約3ヶ月後の8月16日にクランクイン。10月2日にクランクアップを迎えるまでの約2ヶ月間、中山はこの作品に心血を注ぎ、「できる限りのことはやりました」。物語が進むにつれ、死を切望するようになる北斗の役作りのため、中山は減量を敢行。撮影はほぼ順撮りで行われたため、徐々に体重が落ちていく姿をドラマ本編でも見ることができる。
実は、中山だけでなく、瀧本監督も減量に挑戦。同じ試練を受けることで、信頼関係がより深まり、そこから生まれる何かが、作品全体に刻み込まれているに違いない。中山は「初めて北斗と出会い、改めて台本を読んだ時、最初に『背負いきれるか』という心配がありました。一方で、こんなに素晴らしい作品が自分の手の届くところにあると思うと身震いが止まらなくて…。そんな不安にも似た気持ちを抱えていましたが、監督の気合に魅せられ最後まで乗り切ることができたのは僕の誇りです」と語っている。
息もつかせぬ緊迫した展開の中、どうして孤独な殺人者が生まれてしまったのか、残酷で深く苦しいテーマを扱いながらも、愛を求める人間たちの運命を丁寧に描き出すことがこのドラマの真価でもある。中山は「僕が演じる北斗は、虐待を受け、やがては殺人犯になりますが、“ただ愛されたかった”という普通の人間なんです。目を覆いたくなるくらいつらいシーンもたくさんあります。それでも、どうか、端爪北斗の人生を最後まで見届けてください」と力を込めた。中山の新境地、新たな代表作の誕生に期待が高まる。
2016/11/01