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たけしの魅力が満載 東京スポーツ映画大賞が25年で築いたモノ

 ビートたけしが審査委員長を務める『第25回東京スポーツ映画大賞』と『第16回ビートたけしのエンターテインメント賞』の授賞式が28日、東京・港区の東京プリンスホテルで開催された。綾瀬はるか長澤まさみといった今をときめく女優陣から世間を騒がせた議員まで、幅広いジャンルの著名人が一堂に会する豪華な祭典となった。

 東京スポーツのWebサイトによると、同映画賞は1992年に発足し同年1月31日に渋谷ビデオスタジオでの授賞式からスタート。現在では、10以上の全国各地の映画祭が参加してノミネート審査を行い、その結果を踏まえ審査委員長のたけしが最終選考を行うというスタイルを採用。また、第10回(01年)からは「ビートたけしのエンターテインメント賞」が併設され、芸能大賞、話題賞など幅広い分野から表彰を行っている。

 第1回の『あの夏、いちばん静かな海。』をはじめとして、前年公開の北野武作品が各部門を受賞するのは同映画賞の“お約束”となっているが、2008年には助演男優賞に正名僕蔵(『それでもボクはやってない』)、助演女優賞に加藤治子(『魂萌え!』)を選出するなど、キャリアや知名度に左右されない自由なチョイスも見ものだ。今回『海街diary』で監督賞を獲った是枝裕和監督も「たけしさんの笑いと毒舌にくるんだ奥に、映画に対する深い理解と愛を示してくれて、映画に関わっている人間のひとりとして背筋が伸びる」と“世界のキタノ”をトップに据えた同映画賞の意義を認めている。

 「エンターテインメント賞」では、一転して“芸人・ビートたけし”としてのエッジが効いた選考が満載。一昨年の話題賞には、みのもんた板東英二が名を連ね、今回も特別話題賞にSMAP、話題賞に上西小百合議員と秘書と元兵庫県議の野々村竜太郎被告、激励賞に元キングオブコメディ今野浩喜と、ヒヤヒヤさせる受賞が相次いだが、SMAPからは「たけしさんに選出していただきありがとうございます。しかしながらスケジュールの都合上、出席することができず大変申し訳ございません」というジャニーズ事務所からのコメントが発表され、上西議員と今野に至っては会場に駆けつけるという事態となり、会場を大いに盛り上げた。

 上西議員は、バッシング覚悟で授賞式に出席した理由について「たけしさんの番組に出た時に、たけしさんがいろんな事を丁寧に聞いてくれて、それが支えになったから」と説明。元相方の逮捕を散々イジられた今野も「たけしさんから『アイツにやってよかったな』と思ってもらえるような活躍をしたいと思います」と毒舌でのエールに感謝していた。

 たけしは先日のイベントで、自らがマルチな活動を続ける真意をこう明かしていた。「何やっても納得いかない。自分はトップには立ってないなと思って、いろんなもんに手を出してる」。こうした気持ちを原動力にたけしが築き上げてきた多彩な才能が発揮され、『東京スポーツ映画大賞』は25回の節目を迎えて“メジャーとマイナーの共存”という唯一無二の存在を作り上げている。



関連写真

  • 25回目という節目を迎えた『東京スポーツ映画大賞』 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)『第25回東京スポーツ映画大賞』授賞式でコマネチを披露した、助演女優賞の長澤まさみ、審査委員長のビートたけし、監督賞の是枝裕和氏、主演女優賞の綾瀬はるか、新人賞の広瀬すず (C)ORICON NewS inc.

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