放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する放送批評懇談会『第52回ギャラクシー賞』贈賞式が2日、都内で行われ、テレビ東京の金曜深夜のドラマ枠“ドラマ24”が、特別賞を受賞した。

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　同ドラマ枠は、2005年10月に創設され、以後10年にわたり異彩を放つドラマ枠として認知されるようになった。深夜の時間帯ということもあり、既存のドラマではできないようなお色気路線から本格的なSFまで、何でもありの製作スタイルは、気鋭のクリエーターの魂に火を付け、映画監督の園子温氏、岩井俊二氏、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏らが続々参戦。『モテキ』『まほろ駅前番外地』『みんな！エスパーだよ！』『アオイホノオ』はギャラクシー賞選奨・奨励賞を受賞し、高い評価を受けている。『〜〜エスパーだよ！』は映画が製作され、9月4日に公開予定。

　今回のギャラクシー賞のテレビ部門では、視聴者の投票で優秀番組を選出するマイベストTV賞を人気アイドルグループ・嵐の大野智が主演した『死神くん』（テレビ朝日）が受賞。続編やスペシャル版も期待されている中、贈賞式に登壇した内山聖子ゼネラルプロデューサーは「大野さんがそばに寄り添ってくれるような感覚になれる3Dで映画が作れたら」と希望を述べていた。

　また、個人賞を女優の杏が受賞。『花咲舞は黙ってない』（日本テレビ）、ドラマスペシャル『クロハ』（テレビ朝日）、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』（フジテレビ）に主演し、それぞれで新境地を開いた活躍ぶりが評価された。

　テレビ部門の受賞番組は下記のとおり。

【ギャラクシー大賞】
QABドキュメンタリー　扉2014　『裂かれる海〜辺野古　動き出した基地建設〜』（琉球朝日放送、14年12月29日放送）

【ギャラクシー優秀賞】
BS1スペシャル『遠い祖国　ブラジル日系人抗争の真実』（NHK、14年8月15日・16日）

NHKスペシャル『ドキュメント“武器輸出”防衛装備移転の現場から』（NHK、14年10月5日放送）

サンデーモーニング新春スペシャル『群衆と戦後70年』（TBS、15年1月4日放送）

※今回の対象期間は2014年4月1日〜15年3月31日