女優の井川遥が28日、東京・渋谷のNHKで大河ドラマ『花燃ゆ』の撮影の合間に取材に応じた。井川は同作で野山獄という牢屋に収容されていた“女囚”高須久子を演じる。女囚にしては美しすぎる気もするが、ドラマだからという理由だけでなく、野山獄自体が「風通しがきいて光も差し込むような場所で、お芝居する上でも居心地いい」と普通の牢屋ではないことをアピールした。 野山獄は、海外密航に失敗した吉田寅次郎(松陰)が投じられた場所でもある。久子は夫を亡くした後、歌舞音曲に浸り慎みを欠いたことから野山獄に投獄された。「相当な覚悟を持って、懺悔(ざんげ)と自分への戒めの気持ち、死んだつもりでとつとつと過ごしていたと思う」。
2015/01/28