『第37回日本アカデミー賞』の授賞式が7日、都内で開催され、最優秀作品賞に映画『舟を編む』(石井裕也監督)が輝いた。同作品は最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚本賞など6の最優秀賞と、12の優秀賞を受賞した。 同作は、三浦しをん原作の小説を映画化。出版社で辞書編纂の仕事をすることになった変わり者の主人公が、個性的な周囲の人たちと共に辞書作りに情熱を傾け、完成するまでの15年におよぶ物語。若い石井監督(30)のもと、その演出力や松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華ら俳優陣の熱演などが高く評価され、日本映画製作者連盟からアカデミー賞外国語映画部門へ日本代表作品として出品された(ノミネートには至らず)。
2014/03/07