女優の剛力彩芽と演出家の宮本亜門が27日、都内で行われた『オズの魔法使い』読書感想文コンクール表彰式でプレゼンターを務めた。先日歌手デビューが発表されたばかりの剛力は「歌も好きですし、ダンスは昔からやっていたので大好き」と今度は舞台デビューに意欲をみせ、宮本にアピールした。

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　同コンクールは、映画『オズ はじまりの戦い』3月8日公開を記念して実施され、ライマン・フランク・ボーム原作の書籍『オズの魔法使い』の感想文を一般公募。イベントには総応募数611通の中から選ばれた受賞者が招待され、賞状と目録を受け取った。

　特別審査員として参加した剛力は「読みながら涙が出ちゃいました。人は一人じゃないし、周りの仲間が弱さを強くしてくれると、みんなの気持ちにパワーをもらいました」と感激。宮本も「（原作は）110年以上前のお話だけれど、どの感想文もバラエティに富んで非常に面白かった。いま日本に必要なものはファンタジー。それぞれの人生に染み入って未来への希望に続いていくと思う」と絶賛し、「映画を観て『やられた！』と思った。また舞台作りたくなっちゃった」と創作意欲を燃やした。

　一方、歌手デビューが決まった剛力は「まさかこんなに早く歌う機会をいただけるなんて」と心境を明かし、「今はボイストレーニングに通わせてもらっています。ダンスはもともと大好きですし、これから歌とダンスで皆さんを楽しませられたら」と意気込んだ。それを受けた宮本は「これは（舞台デビューが）決まったということですかね」と笑みをこぼし、「ぜひ、また機会があれば」と前向きに応じた。

　また、この日は歌舞伎俳優の故・市川團十郎さんの葬儀が営まれ、喪主をつとめた長男・市川海老蔵の初自主公演でタッグを組んでいる宮本は「新たな海老蔵さんのスタート。今までにない新しい歌舞伎を作っている。一緒に日本中に華を咲かせたい」とエールを送っていた。