女優の中越典子が20日、都内で行われたCBC開局60周年記念スペシャルドラマ『初秋』(CBC・TBS系)の製作発表会見に出席した。脚本も手がけた原田眞人監督の作品に初出演した中越は「いろいろ怒られるんですが、自由にさせてくださって、映画作りの魅力を感じました」と振り返り、「これから大丈夫かなって思うくらい、人生を変えてしまうような、あまりに刺激的で貴重な時間だった」と役者としての新境地を語った。 同ドラマは作家・井上靖の『凍れる樹』を原作に、「第35回モントリオール世界映画祭」で審査員特別グランプリを受賞した映画『わが母の記』(2012年公開予定)の兄弟作品として制作。原田監督と役所広司による6作目のタッグとなる。監督は役所の魅力について「守備範囲の広さと、映像を編集しているときに『こんなことをしてたのか』っていう発見がある。すると、監督としては『この人すごい!』って離れられなくなるんです」。
2011/09/20