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a-nation stadium fes. 2日目

 前日とは打って変わって、晴天に恵まれた8月30日の東京・味の素スタジアム。2日目も5万5000人の観客が来場し、東方神起やEvery Little Thing、KREVAらのステージに湧いた。

May J.や清水翔太ら、開放的なステージで熱唱

 女性ソロ・シンガーMACOと平均年齢17歳のアイドルグループCheey Paradeがオープニング・アクトとして瑞々しいステージをみせたあと、白いミニドレスをまとったMay J.がステージに登場し、彼女の存在を世に知らしめた「Garden」からスタート。バンドサウンドでより躍動感がアップし、艶やかな歌声とキラキラとした存在感を放ちながら、現在の彼女の勢いを感じさせるステージを展開。中盤にはピアノ演奏をバックに9月10日にリリースされる新曲「本当の恋」(ドラマ『同窓生』の挿入歌)を一早く披露。「私が小さいころからゆめだったディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌を歌わせていただき、ありがとうございます。踏ん張り続けて、頑張り続けていれば、誰かが必ず見ていてくれるんだなと思いました。改めて自分らしくいることの大切さを教えてくれた曲、人生を変えてくれた曲、聴いてください」と、歌姫・May J.を決定づけた「Let It GO」の英語バージョンを熱唱。観客は美しい歌声に魅了され、すべてを歌い終えると大きな拍手が場内を包み込んだ。

 続いて登場した男女2人組ユニットmoumoon。「夏の素敵な思い出が皆さんの心にずっと残りますように!」と心地よいサマーチューン「Sunshine Girl」をはじめ、ボーカルのYUKAが平愛梨と共演した資生堂のCMソング「Jewel」を聴かせ、ポップ&スイート雰囲気に包まれた。シューティングアクトとしてSHUNが登場し、軽快ラップとダンスを披露。「アーティスト人生初のこんな大きな場所に立たせていただいて光栄です。僕のステージを見るのは初めての人が多いと思いますが、大阪出身のラッパーです」と自己紹介をしたあと、「せっかくなんでみんなと一緒に歌いたいなということで、日本語ラップの名曲を持ってきました。誰もが知ってる曲だと思うので、一緒に歌って楽しんで帰りましょう!」と、自身も参加した加藤ミリヤの「今夜はブギーバック」を歌い、観客とコール&レスポンスし、フレッシュな魅力で盛り上げた。

 黒いキャップにサングラスをかけた清水翔太がステージに姿を現し、アカペラで「YOU&I」を歌い出すと、その力強く艶やかなボーカルに一気に観客は引き込まれていく。この日はバンドを携えての登場となったが、ワンマンライブ以外でバンドセットで登場するのは稀なこと。「今日は8月最後の夏フェス、僕にとっての夏の締めくくりをみなさんと楽しく過ごしたいと思います。ここからちょっとピアノでやっていきます。今日は『a-nation』のために特殊なアレンジをしてきました。今日だけのスペシャルバージョンを聴いてください」と、ステージ真ん中に設置されたグランドピアノに座り、「アイシテル」や「HOME」とヒット曲を立て続けに弾き語りしながら熱唱。「アイシテル」の冒頭では、思わず間違えてしまうハプニングもあったが、「めっちゃ間違えた、失礼しました。アハハハ」と余裕の笑みを見せ、「君が好き」では、ステージ左右をゆっくりと歩きながらふくよかな歌声を巨大な会場の隅々まで響き渡らせ、観客の心を捉えた。

 「清く正しく100%の笑顔で、『a-nation』のステージもアイドルの花道を突き抜けることを誓います!」と宣言し、アイドルグループのSUPER☆GiRLSが12色のカラフルなミニ浴衣を着て、キュートなパフォーマンスを披露。「みなさんで一緒にうちわを振り回してくださるとうれしいです」と「アッハッハ!〜超絶爆笑音頭」では、和太鼓や笛の音を取り入れた日本情緒あふれるサウンドと掛け声でお祭り気分を盛り上げた。

 夏の青空をイメージしたブルーの衣装を着たソナーポケットの3人がステージに登場し、「好きだよ。〜100回の後悔〜」をじっくりと聴かせ、場内を温かなムードに染め上げたあと、「「日本で一番熱い夏『a-nationにやってきました!ここから一緒に盛り上がっていきましょう〜!」(eyeron)と、一変してアッパーチューンの「Cry Cry Cry」では、DJのmattyがギターを演奏し、観客と一緒にジャンプしたりとハイスピードで駆け抜けていく。「みなさんの人生の25分間だけソナポケに捧げてください。みなさんのストレス、涙一つ残さず僕達が持って帰りますんで!」(Ko-dai)と頼もしい発言通り、「ファンファーレ!」では、5万5000人に気合いを注入し、大きな一体感が場内を包み込んでいく。パーティーチューン「ソナポケ☆DISCO」でさらに観客のテンションを加速させ、最後は新曲「最終電車〜missing you〜」で、切ないメロディーを奏でながらも会場は幸せな笑顔にあふれた。

東方神起が5大ドームツアーを発表!

 徐々に空が暮れゆくなか、昨年に引き続き『a-nation』に出演のKREVAのステージへ。ソロデビュー10周年を迎えての夏フェスということで、軽快なステップを踏みながら笑顔で姿をあらわすと、大歓声が。「トランキライザー」や「挑め-Short-」とパワフルなナンバーを続けて披露すると、会場には心地よいグルーヴのうねりが訪れる。「こういうアウェイな場所に応援にきてくれた俺のファンありがとうね。去年も出させていただいて、若干みんなの優しさが伝わってきてる気がする(笑)」と無邪気な笑顔をたたえ、会場にKRAVAイズムを浸透させていく。「今年ソロ活動10周年迎えました。でも、まだ全然満足してません。俺の音楽を聴いたことのない人、興味ない人がいっぱいいると思うので、これから増やしていきたいです。今年で10年目、ひとつの節目を迎えたこの2014年、とくに今年は」と告げると、「♪何かしたくて〜」と旋律に乗せて、そのまま「イッサイガサイ」へ突入。「Na Na Na」では、観客と動きを合わせ、ラストに披露されたソロデビュー曲「音色」では、柔らかなファルセットを轟かせ、アウェイどころかまるでホームのように観客の心をしっかりとつかみ、ステージを後にしたのだった。

 すっかり空が暗くなるなか、『a-nation』には欠かせない存在!今回で13年連続出場となるEvery Little Thingの出番に。伊藤一朗のソロ曲「Mighty Boys(Instrumental)」からはじまるというこれまでと異なる斬新な幕開けとなった今年のEvery Little Thingのa-nationステージ。真っ赤なTシャツにサングラスをはめた持田香織がゆっくりと姿をあらわし、「ファンダメンタル・ラブ」「出逢った頃のように」といったヒット曲を満面の笑顔で観客とともに歌い、一体感を構築。「神妙な面持ちでじっくりと「Time goes by」を聞かせると、大きな拍手が2人に注がれた。「どうも、元気!?ELT短い時間ですが、次が最後の曲です」(伊藤)と恒例の「Dear My Friend」でパワーを爆発させた。

 そして、この日のヘッドライナーである東方神起の出演を残すのみになると、「東方神起」コールが自然と沸き起こった。青い光からレッドオーシャンへと客席の景色が様変わりするなか、ユンホとチャンミンが肩を並べてステージ中央に登場。ミドルファンクチューン「SURI SURI」や「Scream」と、男女ダンサーを交えたパフォーマンスで、勢いではなく、大人の男性の色香を感じさせるステージ展開を見せた2人。「1年ぶりのこのスタジアム、相変わらずめちゃくちゃ暑いですね!」(チャンミン)、「今日は雨が降らなくて本当に気持ちいいです。みなさんとひとつになって盛り上がっていこう!」(ユンホ)とステージの左右にわかれて、最新アルバム『TREE』に収録のバラード「I love you」を披露。躍動感あふれるダンスを封印し、歌に集中する2人。ゆっくりと中央に歩み寄り、美しいハーモニーを響かせながら花道を進み、最後は2人で向き合って声を合わせ、心をひとつにすると、場内は大きな感動に包まれた。一変して、「Something」では再び男女ダンサーとともにロープを使ったミュージカル風パフォーマンスで魅了。2人の名前を叫ぶ5万5000人のコールが場内をこだました。

「ものすごく熱いですね!」(チャンミン)「ここにいるみなさんのパワーが熱くて、気持ちいいんですけど、それに負けないぐらい東方神起も頑張ってますよ!」(ユンホ)「今日のみなさんの情熱は最高ですね!」(チャンミン)と、汗だくの2人はジャケットを脱いで、タンクトップ姿に。「ここで大事なお知らせがあるんです!」(ユンホ)、「なんと僕たち東方神起が……(とユンホに耳打ち)」(チャンミン)、「みなさんのおかげで来年全国5大ドームツアー決まりました!みなさんびっくりしたでしょ?ボクもビックリしました!」(ユンホ)「2014年のライブで、しばらくライブはないかと心配されていたかたもいらっしゃったと思うんですけど」(チャンミン)、「まだまだです!」(ユンホ)、「久々のドームライブツアーだからワクワクしてます!」(チャンミン)、「さらに頑張っていきたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします!」(ユンホ)と、来年春からスタートする5大ドーム(東京、大阪、札幌、名古屋、福岡)ツアーをこの日ステージで発表すると、会場は大きなどよめきが起こった。

 「次の曲から一緒に叫んでいきたいと思います!今日はいろんなアーティストのファンの方がいるから、東方神起の魅力をたくさん見せましょう!」(ユンホ)と力強く宣言し、ハードなダンスチューン「Why」、2014年に東方神起が新たに誕生させたサマーソング「Sweet」を息つく間もなく白熱のパフォーマンス。そして、「SummerDream」を歌うと、2人はステージをダッシュし、2手に分かれて花火のイルミネーションが光るトロッコに乗車。「OCEAN」を熱唱しながら、客席にカラーボールやフリスビーを投げたり、ダンサーに水をかけたり、コミカルなアクションでファンとコミュニケーションを楽しんだ。「東方神起もみんなが大好きだーー!」(ユンホ)と叫び、大きな花火が頭上を彩るなか、スタジアムライブ2日目は終焉を迎えた。

(文:星野彩乃)

『a-nation taiwan』開催決定!初の台湾公演を観に行こう!!

【開催日時】9月13日(土) 開場:15時/開演:16時
【会場】台北 南港101文創会館
【出演】[日本]GENERATIONS from EXILE TRIBE/倖田來未/KREVA/ソナーポケット/TRF/w-inds./[台湾]A-Lin

【セブンネットショッピングでチケット購入】 http://ticket.7net.com.tw/

これまで『a-nation』をチェック!

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