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星野源『闘病乗り越え“全快”! 初武道館ライブで活動再開』
星野源“全快”初武道館ライブで本格復帰!
星野は12年12月にくも膜下出血で手術を受け、翌13年2月末に“スピード復帰”したものの、定期健診で手術した箇所が「万全な状態ではなくなってきている」ことが判明。「経過観察と新たな措置が必要」との診断を受け、再発防止のために昨年6月末から再び活動を休止していた。同公演も、当初は昨年7月19日に開催予定だったが延期。そして、昨年9月に再手術を成功させ無事退院した星野は、「これで完治。どれだけ歌っても、動いても、何やっても大丈夫」と、医師からお墨付きを得たことを公式サイトで報告。初の武道館ワンマンが復活の狼煙をあげる場となったが、ライブは2012年12月に渋谷公会堂で開催した『星野源のSHIWASU』以来、実に1年2ヶ月ぶりだ。
センターポジションでギターを抱えると、1曲目はマリンバの音色が楽しい「化物」でスタート。次いで「ダンサー」、「ギャグ」とアップテンポなナンバーを続け、あっという間に武道館を自分色に染め上げていく。客席から「おかえり〜」と迎えられた星野は、ニッコリ微笑んで「ただいま!」。そして闘病中、病院のベッドでこのステージ上で言おうと考えていたという下ネタを披露すると、以前と変わらない饒舌ぶりに客席から笑顔が弾ける。そして、星野は観客たちの温かい手拍子に乗せて、気持ちよさそうに曲を次々披露していく。
“一流ミュージシャン”(!?)からお祝いメッセージも
演奏の合間には、森三中の黒沢かずこ扮するアン・ルイスや、友近演じる水谷千重子など、“一流ミュージシャン(!?)”からのお祝いメッセージが映し出される遊び心もあり、その度に会場は笑いの渦に包まれた。また、「俺のライブでやったことないから……」と、客席に“ウェーブ”をおねだりする場面も(それを目の当たりにした星野は、とても満足気な表情だった)。そして、ライブも終盤。「休んでいる間も“武道館で流す映像はこんな風にしよう”とか、いろいろ考えていたから寂しくはなかった」と、常に復帰後のことを頭に浮かべていたと言う星野は、改めて「いやー、幸せですね」と、帰ってこられた喜びをしみじみと噛み締めた。
アンコールでは、療養中に自宅で歌っていたという布施明の「君は薔薇より美しい」のカバーも披露。ロン毛にサングラスという当時の“布施スタイル”で登場するなり、ステージを右へ左へ。ターンをしたりステップを踏みながらノリノリで歌い踊る。そして、全22曲、約2時間に渡るパフォーマンスはあっという間に幕を閉じた。
2012年、人気に火が付き“まさにこれから”というタイミングで病に襲われた星野。この休止期間、彼にとって苦しみや不安の絶えない日々だったことは承知の上だが、この闘病生活が星野とさまざまな人をつなぐ“絆”をより強固なものにさせ、また星野自身を次のステップへと力強く押し出してくれるような気がする。去り際「また会いましょー!」と元気よく言い残していった星野は、3月より約2年ぶりとなる全国ツアー『星野源の復活アアアアア!』を開催。幅広く活躍する彼にしか作れない、エンターテインメントに今後も注目だ。
(撮影:三浦知也)
WOWOWで星野源の復活ライブを楽しもう!
昨年6月末から病気療養中だった星野源が2月6日、自身初となる日本武道館でのワンマンライブで盛大に復活を遂げた。WOWOWでは復帰を記念し、3月8日に“星野源スペシャル”を放送! 初の武道館ライブのほか、主演映画やバラエティ番組もラインナップしており、星野づくしの1日をお届けする。
【番組情報】
◆星野源スペシャル|3月8日(WOWOWプライム)
・TV Bros.TV 別冊 星野源(全3回) 午後1時〜/午後3時15分〜/午後5時〜
・星野源 ワンマンライブ“STRANGER IN BUDOKAN” 午後3時30分〜
・『箱入り息子の恋』 午後1時15分〜
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