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渡り廊下走り隊『解散は残念……青春時代を過ごしたユニット活動を振り返る!』
解散は残念だけど、大人になっていく時期そういう意味ではいいタイミング
渡辺麻友たくさん成長できた時間でした。渡り廊下がスタートしたときは、みんな10代でしたし、メンバーが変わったりとかいろいろあったので、本当にいろんな思い出が詰まっています。個人的にも渡り廊下は初めてセンターに立たせてもらったグループ。だから、AKB48のような大きなグループになっていけるように、みんなで力を合わせて頑張りましたね。
仲川遥香まだAKB48の派生ユニットがあまりない時期から渡り廊下をやらせてもらったので、いろんな人から注目されて、すごく刺激的でした。それに同世代のメンバーばかりだったので、会えばずっとふざけていて楽しかった。まるで学校に通っているような気分でしたね。
浦野一美私は最後に参加して、しかも他のメンバーよりだいぶ年上だったんですけど(笑)、そういう年齢差なんて関係ないくらい楽しく活動できました。だから解散は残念なんですが、みんなこれから大人になっていく時期。そういう意味ではいいタイミングでもあるのかなって思います。
それぞれの個性を生かして、いろいろな場所で活動していく
浦野私は渡り廊下に入る前から「完璧ぐ〜のね」が好きだったんです。だから、実際に渡り廊下のメンバーとして歌って踊れたときは、すごく嬉しかったですね。渡り廊下にはかわいい曲が多いので、例えば「初恋ダッ
シュ」とかはさすがに年齢的に恥ずかしかったんですけど(笑)、「完璧ぐ〜のね」は年齢に関係なくはじけられました。
多田愛佳私も「完璧ぐ〜のね」が大好き!衣装もセーラー服でかわいいし、普通はセーラー服って紺なのに、この曲ではグレーだったところもオシャレだなって思ってました。しかも、それまでは私が歌うパートは1行だったんですけど、この曲では3行あったんですよ!だから、それも嬉しかったですね(笑)。
仲川元気で明るくて制服着ててっていう渡り廊下のイメージが確立したのが「完璧ぐ〜のね」だったような気がします。この曲をきっかけに、みんなが渡り廊下のことを覚えてくれたと思うので、私もすごく印象に残ってますし、代表曲のひとつかなって思いますね。
平嶋夏海私が思い出に残っているのは「アッカンベー橋」。この曲から菊地が加入したんですけど、その発表がジャケット写真を撮影する前日だったんですよ!めっちゃ急だったので、さすがに最初の頃は、ちょっとぎこちない空気が流れてました(笑)。でも、みんなすぐに仲良くなったし、菊地が入ったおかげで、そのあと7人になったときには、もう誰も抵抗感がなくなっていましたね(笑)。それにデビュー当時はミュージックビデオ(MV)をずっと外で撮っていて、そのときは雨ばかりだったんですよ。なのに、7人になってスタジオで撮るようになったら急に晴れるようになったので、あれ?みたいな感じでした(笑)。
渡辺MVの撮影で雨が多かったのは、私が雨女だからかもしれないです(笑)。7人になって天気がよくなったのは、強力な晴れ女が入ったんだと思いますよ(笑)。MVの撮影で私が印象深いのは、「少年よ 嘘をつけ!」の撮影で高熱を出したこと。最初は気がつかなくて普通に撮影してたんですけど、だんだんぼ〜っとしてきたので熱を測ってみたら39度くらいあったんです!でも、その日しか撮影日がなかったので、頑張ってやり終えました。今だから言えることなので、“超コンプリート盤”を手に入れた人は、頑張って撮ったんだなぁって思いながら観てほしいですね(笑)。
菊地あやか私は「へたっぴウィンク」の衣装が、すごく好きでした。それまでの衣装とちょっと違って鮮やかで。それに、この曲のジャケット写真では全員ウィンクしてるんですけど、実は誰もできなかったんですよ(笑)。しかも、みんな変な顔になっちゃってたので、シングルのジャケット写真は合成です!これも今だから言える話ですけどね(笑)。
岩佐美咲私は自分が加入した「バレンタイン・キッス」が、やっぱり一番思い出深いです。衣装もそれまで制服っぽい感じだったんですけど、この曲で雰囲気が変わって、アニメっぽい感じになった。それがかわいくて大好きでした。しかも、この曲は毎年バレンタインデーの頃になるとお店で流れたりするので、それがすごく嬉しいんですね。だから、これからも愛され続けるといいなって思ってます。
――では最後に、渡り廊下を応援してくださった方たちにメッセージをお願いします。
渡辺5年間、本当にありがとうございました。ここまでグループを続けることができたのも、ファンのみなさんが応援してくださったからだと思います。渡り廊下は、1人ひとりが個性的だったのも魅力になっていたと思うんですけど、これからはその個性を生かして、メンバーそれぞれがいろいろな場所で活動していくことになると思うんですね。だから、これからもそんな7人を見守り続けていただけたら嬉しいです!
(文:高橋栄理子)
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