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aiko『デビュー15周年を実感、すべてを思い切り楽しみたい!』

メジャーデビュー15周年を迎える記念日にリリースされた30枚目のシングル「Loveletter/4月の雨」。感情の揺れ動きを繊細に紡いだ、aikoならではの楽曲たちについて、そこに込めた思いをたっぷりと語ってもらった。

こんなに作品を出すことができ、改めて嬉しく思う

  • 「Loveletter/4月の雨」【初回限定仕様盤】

    「Loveletter/4月の雨」【初回限定仕様盤】

――なんと本作は通算30枚目のシングルになるそうです。
aiko普段からそういうことってあまり意識しないので、自分でもビックリしましたね。こんなに作品を出すことができたんやなぁって、改めて嬉しく思いました。

――しかもメジャーデビュー15周年という記念すべきタイミングでもあるという。
aikoはい。偶然にしてはよくできてるなぁって(笑)。ほんまにありがたいです。


――1曲目の「Loveletter」は、手紙を通して感じる大切な人への思いを綴ったラブソングとなっていますね。
aiko最近はみなさん手紙を書くことが少なくなってきてると思うんですけど、私は今でも自分で書くのも、もらうのも大好きなんです。手紙って相手のことだけを考えて一生懸命1枚の便箋に向かって書くものだから、実際ものすごく労力がいることでもあって。この曲では、もらった手紙を読んでるとき、その返事を書いてるとき、その瞬間に心に広がる強い気持ちの温度を曲にしたいなって思ったんですよね。

――今でも手紙を愛するaikoさんだからこそのリアルな描写が歌詞には盛り込まれていますよね。<大切にちゃんと言いたいのにうまく出てこない>とか。
aiko学生の頃って授業中にパッと手紙を書いて友達に渡したりしてたけど、今っていざ書こうと思うと、気持ちと文章がなかなかうまくシンクロしないことがよくあって。だからほんとに大変な作業なんやけど、でもそれが楽しくもあるんですよね。自分の感情を文章でしっかり伝えるために、いつもすっごい考えながら書いてます。

――もらった手紙は何度も読み返したりもします?
aikoもらったときは何度も読み返しますね。でも、ちょっと日にちが経ったら、逆にもう読むのをやめちゃったりもします。相手の人が手紙に込めてくれた気持ちがもうなくなってたらどうしようって不安になってきてしまうから。

――<あなたがこの手紙を書いたのはもう過去>というフレーズがありますもんね。
aikoまさにそういうことですね、うん。

――サウンドは心地よく疾走するロックテイストで。思いが溢れている歌詞にすごくマッチした雰囲気だと思います。
aiko歌っていてものすごく楽しかったです。思わずカラダが動いてしまう感じがありました。勢いを大事に楽しみしつつ、サビのファルセットのところではしっかりと強く歌えるようにっていうことを意識しましたね。

内容の異なる4本のツアーを並行開催、ドキドキしています!

  • 「Loveletter/4月の雨」【通常盤】

    「Loveletter/4月の雨」【通常盤】

――そしてもう1曲は、4月に先行配信されていた「4月の雨」です。
aiko今年の頭くらいにできた曲です。私にはあまり時期を限定した曲がないんですけど、今回は<4月の雨>というフレーズが自然と出てきたので、春という季節の、まだちょっと肌寒い感じとか、そういう空気感が伝わる曲を作りたいなと思ったんですよね。

――その時期にふと思い出す大切な人への気持ちが描かれていますよね。
aikoそうですね。私にとっての春は、卒業式とかの思い出があったりするので、どこか物悲しいイメージなんです。そういった季節の空や雨や気温を感じると、今でもあなたのことを思い出しますっていう歌ですね。


――せつなさがありつつも、サウンドにはあたたかな雰囲気があります。そこに乗る歌声もとても情感に満ちていて。
aikoありがとうございます。嬉しいです。この曲では、そんなに抑揚をつけず、寂しいとか悲しいっていう気持ちをちょっと心の中に隠した感じで歌いました。細く長く、遠くに届くようにっていう感情でしたね。ずっとずっと大切に歌っていきたい曲になりました。

――今回あらためてCDに収録されることで、さらに多くの人に届く曲になるんじゃないでしょうか。
aikoそうだと嬉しいですね。ゆっくりとみんなの耳に届いてくれる曲になってくれたらいいな。私自身、こうやってCDに収録できたことがすごく嬉しいので。あと、今回は「4月の雨」が一度配信でリリースされていた曲なので、新曲を1曲多く収録することにしたんですよ。

――aikoさんにとって初となるトータル4曲入りのシングルになっていますもんね。カップリングには「そんな話」「何処へでも行く」の2曲が収録されています。
aiko「そんな話」は最近できた失恋の歌です。そして「何処へでも行く」は、好きな人のことがただただ好きすぎる、好きすぎてどうしようって曲になってます。全部の曲を楽しんでもらえたら嬉しいです。

――このシングルがリリースされたときには、すでに『15th Anniversary Tour』が始まっています。内容の異なる4本のツアーを並行して同時開催するという前代未聞のライブに向けた意気込みを聞かせてください。
aiko周りのみんなから「大丈夫?」って聞かれまくっている怒涛のツアーなんで(笑)、自分自身めっちゃドキドキしています。でも、こうやってまたシングルを出せたり、たくさんライブができたりすることで、15周年というものを徐々に実感してきたりもしているので、すべてを思い切り楽しみたいと思ってます!

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