ORICON NEWS
SixTONESニューシングル「共鳴」、仲間となら「乗り越えていける」“今”を生き抜く決意を表現
“セクシーにして刺激的” ドラマティックな旋律が響き合う「共鳴」
「共鳴」の冒頭は、京本大我による<Now it’s time to unite, let‘s shout!>というフレーズ。さらにジェシーが英語詞をポエトリーリーディング風に語り――“俺たちの魂の叫びが聴こえるか?!”とリスナーに呼びかける――楽曲がグルーヴしはじめる。ロック、ジャズ、ヒップホップ、ファンクなどのテイストを取り入れたバンドサウンド、起伏に富んだドラマティックな旋律が響き合うことで生まれる音像は、セクシーにして刺激的。SixTONESのストロングポイントをさらに増幅させる楽曲と言えるだろう。
メンバーの歌割りも興味深い。Aメロの歌い出しは田中樹。さらに松村北斗、地優吾&ジェシー、森本慎太郎へとパスされる。メンバーそれぞれの個性とセンスを矢継ぎ早に打ち出しながら、ボーカルグループとしてのSixTONESの魅力へと結びつける構成は本当にスリリングだ。
楽曲のクライマックスは<ギリギリに立ってんだって 分かってるのに/それでも選んでしまった 夢と誇り>というサビのラインだ。もちろん『半妖の夜叉姫』のストーリーにも寄り添っているが、このフレーズはメンバー6人の軌跡とも重なっている。
歌詞から伝わるリアリティと説得力、言葉を伝えるMVも話題に
もう一つのポイントは、「共鳴」の歌詞が現代を生きる人々の思いともリンクしているということ。なかなか先が見えず、停滞を余儀なくされた2年間のなかで、多くの人は傷つき、ダメージを受けているはず。そんな状況を踏まえてSixTONESは、この楽曲を通じて、“どんな時代であっても、信頼できる他者と共鳴することで乗り越えていけるはず”というメッセージを伝えようとしているのだろう。
リリースに先がけて公開されたMVも大きな話題を集めている。監督は、前作「CITY」収録の松村北斗×地優吾のユニット曲「真っ赤な嘘」、“実写×アニメーション”による「うやむや」「フィギュア」のMVを手がけた“えむめろ”。全編を通してリリックを映し出し、メンバーのパフォーマンスも、言葉を伝えることを重視している。また、『半妖の夜叉姫』を想起させる“弓を射る”“祈る”などの動きを取り入れた振り付けも。歌詞のメッセージ、アニメ作品との世界観、SixTONESのエンターテインメント性をバランスよく共存させたMVに仕上がっている。
“予想を裏切り、期待に応える” SixTONESの最新が表現されたカップリング曲
「Gum Tape」(通常盤)は、恋人との楽しかった生活の描写からはじまり、二人のすれ違いから別れまでを綴った楽曲。オーガニックな手触りのトラック、ラップをふんだんに取り入れたボーカルアレンジによって、切なくも愛らしい恋のストーリーを映し出している。そして「Waves Crash」(初回盤A)は超アグレッシブなEDM系のビート、鋭利なラップ、圧倒的な開放感を備えたサビのフレーズが響き合うアッパーチューン。SixTONESの攻撃性がダイナミックに表現された楽曲と言えるだろう。さらに通常盤には「マスカラ -Emotional Afrobeats Remix」も収録。全曲を通して“らしさ”と“新しさ”があり、2ndアルバム「CITY」以降のSixTONESのモードを感じ取ることができる。
収録楽曲が解禁されるにつれて、SNSでは「メンバーそれぞれの見せ場もあるし詞がとにかく良い! 個人的には6つの音色を奏でてる感じがしてSixTONESの6枚目に相応しいなと思いました」「毎度のことだけどSixTONESのシングルはミニアルバムのよう」といったコメントが殺到。6thシングルへの期待感が募っている。まさに“予想を裏切り、期待に応える”という言葉が似合うニューシングル「共鳴」。SixTONESの最新スタイルをぜひ体感してほしい。
(文:森朋之)
https://www.sixtones.jp/
■SixTONES YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCwjAKjycHHT1QzHrQN5Stww
Sponsored by Sony Music Labels Inc.