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若槻千夏、ママタレ枠に憧れも「タレントの“肩書き”は見ている人が決めること」

ズバ抜けたトーク力と親しみやすいキャラでバラエティ番組でのポジションを確立している若槻千夏。女性タレントの世代交代は激しいが、10代で大人気となり、20代には約10年の休業を挟んだが、再び最前線で活躍する稀有な存在だ。バラエティに欠かせない存在であるのはもちろんのこと、現在は5年ぶりのCMも放送中。また、アパレルブランド『WCJ』やキャラクタービジネスを手掛ける顔をもち、私生活では2児の母も務める彼女に、タレントという肩書きへの思いを聞いた。

バラエティと母親の両立「娘に言葉遣いとか指摘されたりする(笑)」

――5年ぶりのCM出演とのことですが、年末年始の大イベントである“年賀状プリント”のCMを任されたお気持ちは?

【若槻千夏】「グラムプリント」しか言ってないんですよね(笑)。ひとつの言葉しか使えなかったので、かなり大きく表現して、いろいろなパターンを撮りました。監督のおかげでいつもと違う表現が出せました!

――自由に言葉がつかえなくて、大変だったんじゃないですか?

【若槻千夏】監督がなかなかカットをかけてくれなかったんですよ。どこまでいけるか耐久レースみたいな(笑)。どれが使われるか全くわからない状態でした(笑)。

――怪演とも言われていましたね。

【若槻千夏】できあがってびっくりしました(笑)。笑顔でふんわりな“可愛いバージョン”も撮ったんですけど(笑)。使われたのは目を剥いた“怪演バージョン”でしたね。でもインパクトがあるようで、子どもたちも一発で覚えてくれました。なので、お子さんが真似してくれたりしたらいいなって思います。

――“年賀状”といえば家族で作ったりもするので、ファミリー層の人気がないとCMキャラクターはできないのではないかと思います。

【若槻千夏】その手応えはゼロですよ(笑)。家族の話は隠してないし、結構しゃべっているのに、ママタレのイメージ、ないですよね。ママとしてのオファーもまったくないんです。七不思議 (笑)。
──お子さんももう大きいんですよね?

【若槻千夏】そうですね。娘が8歳、息子は3歳になりました。特に娘は口が達者で、私がバラエティに出ているのをチェックしては「ママ、コメント長い」とか指摘してきます(笑)。SNSよりも早く意見が聞ける、一番身近な一般視聴者なので、参考にさせてもらっています(笑)。

――可愛いですね(笑)。

【若槻千夏】はい(笑)。バラエティと母親の両立って難しいなーって感じることが多いです。親なので一応、言葉遣いとかも教育するじゃないですか。たとえば「『うまい』じゃなくて『おいしい』って言いなさい」とか。でもバラエティだと、どうしても流れ的に「うまい」って言ったほうがハマるときもあって。で、その番組を見られて「ママも『うまい』って言ってるじゃん」って言われちゃったり。

──ママタレならではの悩みですね!

【若槻千夏】そうなんですよ。でも、仕方ないですね。ママタレという“肩書き”って自分で付けられるものでもないし、世間の方にそのイメージがなければそうじゃないんだろうなって、割り切ってるところもあります。見ている方が決めることだと思うんで、私は受け身で(笑)。

──オリコンニュースでも毎年『好きなママタレントランキング』を発表しているんです。

【若槻千夏】もちろん、知っています。ランキング入りたいです。癒着でお願いします!(笑)

休業中に自分がいた“枠”を確認「覚悟を決めたものの、切なさもあった」

──再びバラエティでのポジションを確立している若槻さんですが、2006年の人気絶頂期に芸能活動を休業されています。当時はどんな思いがあったのですか?

【若槻千夏】芸能界がイヤになったとかは、全然ないんです。女性タレントの仕事はひとつひとつ現場を一生懸命やることで、何かを残せる機会がなかなかないんですよね。芸人さんだったらネタ、アーティストさんだったら音楽みたいなものって、ほとんどない。言っちゃえば、代わりはいくらでもいるなって思っちゃったんですよね。アパレルに挑戦したのも、「自分だけのモノを残せる仕事がしたい」という思いが強くなっていたからだったんです。

──二足のわらじを履く選択や、芸能人として忘れられてしまう不安はなかったですか?

【若槻千夏】当時は若かったし、タレントとしての仕事も容量パンパンだったんで、両方やったらどっちも中途半端になってしまう気がしてたんですよね。

──覚悟を決めていたんですね。

【若槻千夏】そうですね。芸能界に戻ることも、頭になかったです。でも、休業中に自分がいた枠に違う子がいるのをテレビで見ると、それなりに切なさもあって。アパレルを始めて最初の数年は海外への買い付けに専念していたのも、日本の芸能界を目にすることで、自分の選択を後悔したくなかったからというのもあったと思います。
──その後、アパレルでも大成功を収められて。芸能界に復帰されたきっかけは?

【若槻千夏】かつては若い子向けのファストファッション中心のブランドをやっていたので、けっこうハイペースでデザインをしていたんです。娘の妊娠でそのスケジュールも難しくなった頃、当時のデザイナー契約も満了するタイミングだったので、クマタンというキャラクターだけを持って自分で会社を立ち上げることに。ただ、キャラクタービジネスについてはぜんぜん知識がなかったので、山口裕子さんにご相談したんです。

──キティちゃんのデザイナーの?

【若槻千夏】はい。そのときに山口さんに「若槻さんはおしゃべり好きなのに、なぜテレビに出ないの?」と聞かれたんです。もうずいぶんテレビから離れていた頃で、周りのみんながみんな「若槻はもうテレビに出ない」みたいな雰囲気になっていたので、そうやってシンプルに質問されたことがすごく新鮮で。

──本心ではテレビに出たいという思いもあったんですか?

【若槻千夏】やっぱりしゃべるのは好きですから。特にものづくりしてるときは黙々となってしまうので、「あー、しゃべりたい!」となることもあって。もちろん自分が出たくてもオファーがなければ出られないですし、ただ山口さんとの会話をきっかけに、前みたいな「アパレルに専念!」みたいな頑固な気持ちはほどけていましたね。

休業以前とは芸能界も様変わり 昔は現場で感じた手応えが、今はオンエア後に覆ることも

──その後、約10年ぶりに復帰されるわけですね。

【若槻千夏】20歳くらいの頃にレギュラー番組でお世話になっていた制作スタッフさんが「どうですか?」と声をかけてくれたんです。『人生が変わる1分間の深イイ話』(2015年5月放送)で、私のアパレルの仕事に密着するという企画でした。復帰前と同じような形で、突然私がひな壇にいたら違和感があったと思うんですけど、きちんと“今”を追ってくれたので、自然な形で復帰できたかなと思います。それから徐々にバラエティにも呼んでいただけるようになって、今に至る感じですね。

──かつて関わりのあったスタッフさんたちに呼んでいただけるのはうれしいですね。

【若槻千夏】そうなんですよ。当時ADさんだった方がプロデューサーさんになっていたりとか。「ADの頃に若槻さんによくしてもらったので、キャスティングしました」と言われたときは「いじわるしなくてよかった〜!」と思いました(笑)。どんな対応をしたか覚えてないんですけどね。若い頃なんて忙しくてイライラしてた日もあったと思うし、運良く機嫌のいい日にお会いしてたんだろうなって(笑)。

──バラエティのポジションも、今や再び安定感のあるものになりました。

【若槻千夏】いやいや、ぜんぜんですよ。やっぱり女性タレントっていくらでも代わりがきく職業ですから、安定した席なんてものはどこまでいってもないんです。それに10年でテレビと視聴者の関係も大きく変わりましたから、今はまた、学び直してる感じですね。

──かつてとはどんな変化を感じますか?

【若槻千夏】昔のバラエティって現場で共演者やディレクターさんが笑ってくれれば、自分としても「これでOKだったんだ」と手応えを感じることができたんです。でも今は現場で笑いが起きてても、オンエア後にめちゃくちゃ炎上することってあるじゃないですか。自分が面白いと思っても、不快に思う人もいるんだということを意識する必要は絶対にあって。15年前にSNSがあったら、私、毎日めちゃくちゃ炎上してると思いますよ(苦笑)。

──ではバラエティタレントとして今、大切にされていることは?

【若槻千夏】バラエティでは絶対にアパレルの話をしないって決めてます。もちろんアパレルの取材だったら、きちんとお話ししますよ。バラエティでの私の仕事は視聴者の方に「あるある」と思ってもらえるようなコメントをすることであって、そこに私の会社の話を散りばめる必要はないじゃないですか。とにかくテレビでは、何者でもないフラットな立ち位置でいたいです。…ってこんなことマジメに語ってもしょうがないですね(笑)。MCの方に「今日は若槻がいてよかったな」と思ってもらえたら、それで十分かなと思っています。
取材・文/児玉澄子 撮影/山崎美津留

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