【乃木坂46編】ファンが使っているあの言葉の意味は? “沼落ち寸前のあなたに贈る”アイドル用語辞典

生生星、御三家、ナカダカナシカ、からあげ姉妹、リスペクト軍団、アンダラ、バスラ、中原幸二――あなたはこれらの言葉の意味、どのくらいわかりますか?

“おうち時間”が増え、ふとしたことがきっかけでアイドルに“沼落ち寸前”になっている方たちために、いまさら聞けない基本用語やファンが使っている言葉を紹介する企画。今回は「乃木坂46」です。AKB48の公式ライバルとして2011年8月に誕生し、いまやトップアイドルとしてメディアで見ない日はない乃木坂46には、メンバー発/ファン発の公式・非公式ユニットや“軍団”が数え切れないほどあるのをご存じでしょうか? 中でも代表的なユニットの結成経緯などを、長年にわたってアイドルの取材を手掛けてきた芸能ライター・斉藤貴志さんが解説します。同じ秋元康氏がプロデュースを手がけるグループでも、AKB48とは異なる独自の文化が鮮明に見えてきます!

文:斉藤貴志

乃木坂46

2011年8月21日に、オーディションに合格した36人で結成。12年2月22日にシングル『ぐるぐるカーテン』でデビューした。卒業、加入によりメンバーが変遷し、現在は1期生11人、2期生8人、3期生12人、4期生16人の総勢47人で活動している(20年4月28日現在)。

公式/非公式ユニット

あしゅみな

スペインを旅した(左から)星野みなみ、齋藤飛鳥

齋藤飛鳥と星野みなみのペアのこと。共に1998年生まれ(学年は星野が1つ上)。1期生の中で結成時は中学生の最年少組だった2人のことを、ファンがそれぞれの愛称「あしゅ」「みなみ」をつなげて「あしゅみな」と呼んだ。2016年にはドラマ『少女のみる夢』にW主演。19年にはAbemaTV(現ABEMA)の番組『#乃木坂世界旅 今野さんほっといてよ!』で、スペインを2人で旅したことも話題となった。

生生星

乃木坂46 『ここじゃないどこか』Short Ver.

デビューシングル『ぐるぐるカーテン』でフロント(1列目)を務めた生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみの3人のこと。ブレイク作の4枚目『制服のマネキン』(2012年12月発売)、5枚目『君の名は希望』(13年3月発売)でもこの3人がフロントで、初期の乃木坂46の顔となった。「生生星」はファンが3人の名字の頭文字をポジションどおりに並べたネーミングで読み方は諸説あったが、15年2月に配信番組『のぎ天』に出演した生駒と星野が「いくいほし」と決めた。18年4月の生駒の卒業コンサートでは、生生星の座談会コーナーが設けられ、3人のユニット曲『ここじゃないどこか』と『満月が消えた』も披露された。

からあげ姉妹

乃木坂46 『無表情』予告編

生田絵梨花と松村沙友理の公式ユニット。松村が生田と組みたいと企画書を提出して結成され、2人ともからあげ好きということで命名した。10枚目シングル『何度目の青空か?』(2014年10月発売)の個人PVでは、料理下手な2人がそれぞれからあげを作る内容で連携し、初のユニット曲『食物連鎖』が流れた。11枚目シングル『命は美しい』(15年3月発売)のペアPVでは2人が組み、新曲『サイダー』が作られた。12枚目シングル『太陽ノック』(15年7月発売)には新曲『無表情』が収録された。その後しばらく活動が途絶えたが、19年5月発売の23枚目シングル『Sing Out!』のカップリングに、4年ぶりの新曲『曖昧』が収録された。

御三家

乃木坂46 『急斜面』Short Ver.

結成当初から人気上位だった白石麻衣、松村沙友理、橋本奈々未のことをファンがこう呼んだ。3人とも1992年度生まれの同学年で、正統派美人の白石、かわいい系の松村、クールビューティーの橋本と三者三様。3人のユニット曲は14枚目シングル『ハルジオンが咲く頃』(2016年3月発売)収録曲の『急斜面』のみ。MVでは白石がドラム、松村がベース、橋本がギターの3ピースバンドを演じている。橋本の卒業作となった16枚目シングル『サヨナラの意味』(16年11月発売)のMVでは、西野七瀬が読んでいる文庫本の最後のページに「それでも、御三家は永遠だから」と書かれていた。

さゆりんご軍団

乃木坂46 『白米様』Short Ver.

松村沙友里が2014年に結成し、自分のニックネームから命名した軍団。メンバーは松村のほか、2期生の佐々木琴子、寺田蘭世(てらだ・らんぜ)、伊藤かりんの4人。佐々木と寺田は同じアニメ好きとして誘い、その後しばらくして、まとめ役として伊藤を引き入れたというが、結成はあいまいな形だったらしい。佐々木が副軍団長、寺田が社長、伊藤が大統領の役職に付き、17年には中田花奈(なかだ・かな)が研究生に。西野七瀬、高山一実(たかやま・かずみ)、斉藤優里(さいとう・ゆうり)が親衛隊となっている。15枚目シングル『裸足でSummer』(16年7月発売)にユニット曲『白米様』、4枚目アルバム『今が思い出になるまで』(19年4月発売)には3年ぶりのユニット曲『さゆりんご募集中』が収録された。中田は19年5月に正式メンバーとなり、ラスボスの役職に就任している。

サンエト

乃木坂46 『君に贈る花がない』Short Ver.

13枚目シングル『今、話したい誰かがいる』(2015年10月発売)収録の『大人への近道』を歌った中元日芽香(なかもと・ひめか)、北野日奈子、堀未央奈(ほり・みおな)、寺田蘭世、中田花奈のユニット「サンクエトワール」の略称。中元がアシスタントMCを務めていたラジオ番組『らじらー!サンデー』でユニット名をリスナーから募集し、フランス語で「五つ星」を意味するこの名前に決定した。16枚目シングル『サヨナラの意味』(16年11月発売)にユニット曲『君に贈る花がない』が収録された。

塩アイス

(左から)堀未央奈、北野日奈子、伊藤純奈(C)ORICON NewS inc.

(左から)堀未央奈、北野日奈子、伊藤純奈(C)ORICON NewS inc.

堀未央奈、北野日奈子、伊藤純奈の2期生の仲良し3人による非公式ユニット。3人で焼肉屋に行った際、店員が「シューアイス」と言ったのを「塩アイス」と聞き間違えたのが由来。偶然3人とも名前に“奈”が付く。

女子校カルテット
女子校出身の秋元真夏、桜井玲香、中田花奈、若月佑美によるユニット。2枚目アルバム『それぞれの椅子』(2016年5月発売)に初のユニット曲『口約束』が収録された。他に17枚目シングル『インフルエンサー』(17年3月発売)収録の『人生を考えたくなる』、22枚目シングル『帰り道は遠回りしたくなる』(18年11月発売)収録の『告白の順番』の3曲が持ち歌。18年11月にグループを卒業した若月の最後の作品となった『告白の順番』ではMVも制作された。MVは、解散する「劇団カルテット」が最後の公演『女子校カルテットのすべて』を行うストーリーで、撮影後に秋元が号泣したという。

チューリップ

(左から)日村勇紀、生田絵梨花(C)ORICON NewS inc.

(左から)日村勇紀、生田絵梨花(C)ORICON NewS inc.

ディズニーランド好きの高山一実、能條愛未(のうじょう・あみ)、斎藤ちはる、川後陽菜(かわご・ひな)、川村真洋(かわむら・まひろ)で結成された「チームD」を母体に、和田まあやが加わった軍団。和田がチューリップ好きなことから、この名前になった。2013年から活動し、乃木坂46の軍団の中で最も古い。活動内容はテーマパークに行くほか、お泊り会や夜通し人狼大会など。17年放送の『乃木坂工事中』の企画「新軍団員獲得プレゼン大会」では、入団条件に裸の付き合いをする「一緒にお風呂に入れるか!?」を挙げ、MCの日村勇紀(バナナマン)が加入に興味を示すと、高山が「いやらしい目で見なければ」と告げた。結局、生田絵梨花と日村が加入することになり、「一緒にお風呂に入っても大丈夫ですか?」と確認する日村に対し、生田が「いやらしい目で見なければ」と返すやり取りがネタ化した。

乃木團

『7th YEAR BIRTHDAY LIVE』で復活した模様(3枚目)

氣志團をリスペクトするメンバーで結成されたバンドユニット。2014年に氣志團主催の対バンイベントで初ステージを披露した。ボーカルは中元日芽香と能條愛未、ギターは川村真洋と深川麻衣、ベースは中田花奈、ドラムは齋藤飛鳥、キーボードは永島聖羅(ながしま・せいら)という編成で、学ラン風のセーラー服をまとい『One Night Carnival』をカバーした。16年には深川と永島がグループを卒業し、和田まあやがキーボードとして加入。中元、能條、川村も卒業した後は活動が見られなかったが、19年『7th YEAR BIRTHDAY LIVE』で2期生の伊藤純奈と3期生の久保史緒里(くぼ・しおり)がボーカル、氣志團のギタリストの西園寺瞳と星グランマニエがサポートメンバーとして参加した編成で復活。オリジナル曲『失恋したら、顔を洗え!!』を演奏した。

華の94年組

乃木坂46成人式に出席した(左から)中田花奈、永島聖羅、桜井玲香、西野七瀬、若月佑美、井上小百合、能條愛未(2015年撮影)(C)ORICON NewS inc.

乃木坂46成人式に出席した(左から)中田花奈、永島聖羅、桜井玲香、西野七瀬、若月佑美、井上小百合、能條愛未(2015年撮影)(C)ORICON NewS inc.

1期生で最も人数が多かった1994年生まれのメンバー。初期の9人のうち、井上小百合、桜井玲香、中田花奈、永島聖羅、西野七瀬、能條愛未、若月佑美の7人で2015年1月に成人式を迎えた。本人たちによれば、AKB48の「花の91年組」(前田敦子、高橋みなみ、板野友美、柏木由紀ら)を“パクった”自称。10枚目シングル『何度目の青空か?』(14年10月発売)のカップリングに、ユニット曲『遠回りの愛情』が収録されている。

真夏さんリスペクト軍団

【真夏さんリスペクト軍団】『2度目のキスから』コール動画

秋元真夏が「さゆりんご軍団」に対抗して結成した軍団。2016年に配信番組『乃木坂46時間TV』内で結成が発表され、メンバーは相楽伊織(さがら・いおり)、渡辺みり愛(わたなべ・みりあ)、鈴木絢音(すずき・あやね)。秋元のことを好きっぽい2期生から選んだという。加入条件は「肩出しの服を着る」ことと「真夏さんをリスペクトする」こと。軍団員の証として、小指のネイルを赤く塗る。16枚目シングル『サヨナラの意味』(16年11月発売)にユニット曲『2度目のキスから』が収録され、MVでは秋元はクリーム、渡辺は氷、相楽は飴、鈴木はプリンとそれぞれの担当キャラクターをモチーフにしたシーンもある。同年公開のアニメ映画『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』では、エンディングテーマ『大嫌いなはずだった。』をHoneyWorks meets さゆりんご軍団+真夏さんリスペクト軍団 from 乃木坂46として歌っている。

若様軍団

乃木坂46 『失恋お掃除人』Short Ver.

1期生の若月佑美が3期生の山下美月(やました・みづき)、阪口珠美(さかぐち・たまみ)、梅澤美波(うめざわ・みなみ)と結成した軍団。2017年の全国ツアーの仙台公演で若月から突然発表された。若月が持ちネタの「箸くん」(割り箸と紙袋を使った小噺)を3期生に伝授しようとしたところ、反応が薄かった中で山下が「スプーンでやりたい」と食いついたことから、軍団結成を思い立ったという。阪口はフォーク担当として名乗りを上げ、梅澤は興味を示していなかったが、他のメンバー同様に名前に“美”が付くことから、若月が勧誘してナイフ担当となった。同年発売の19枚目シングル『いつかできるなら今日できる』(17年10月発売)にユニット曲『失恋お掃除人』が収録された。若月は18年11月にグループを卒業したが、残った3人は「若月さんから学んだことを4期生にも伝えたい」と存続の意向を示した。

メンバー関連

アメイジング
高山一実の持ちギャグ。感動や驚きの表現で、両手を斜め上に広げて「アメイジング!」と叫ぶ。もともとは2012年に映画『アメイジング・スパイダーマン』のワールドプレミアと乃木坂46がコラボ企画を行った際にやり始めた。「明治エッセルスーパーカップSweet’s マンゴー杏仁」のCMでも、高山が「アメイジング!」と叫ぶシーンがあり、彼女の代名詞に。握手会では誕生日のファンなどに「おめでとう」になぞらえた「オメイジング!」で祝福するバージョンも。

黒石さん
見目麗しい白石麻衣が眉をひそめ、険しい顔になったときに「黒石さん」と呼ばれる。2014年4月放送の『乃木坂って、どこ?』の企画『秋元腹黒い裁判』で、秋元真夏の「人の気を引いちゃいけないんですか?」との発言に対してこの顔を見せ、初めて「黒石」のテロップが出た。主に秋元のブリッコ的な言動に対して発動する。このお約束の掛け合いが出ると、ファンからは「黒石さん降臨!」と喜ばれる。

さゆりんごパンチ

(左から)生田絵梨花、松村沙友理、桜井玲香(C)ORICON NewS inc.

(左から)生田絵梨花、松村沙友理、桜井玲香(C)ORICON NewS inc.

松村沙友理が“必殺技”としている決め台詞とポーズ。両手を構えて「さゆりんごパ〜ンチ!」と、右手を満面の笑顔と共に突き出す。

謝罪ちゃん

矢久保美緒(C)ORICON NewS inc.

矢久保美緒(C)ORICON NewS inc.

4期生・矢久保美緒(やくぼ・みお)が2018年に行われた『坂道合同オーディション』を受けていたときのニックネーム。動画配信サービスSHOWROOMでの最終候補者による配信は、顔出しせず、音声のみで行っていたが、視聴者からのコメントを拾い切れなかったりすると、早口で「ごめんなさい」「すいません」を連呼。視聴者に「謝罪ちゃん」と呼ばれるようになった。

ずっきゅん

「ずっきゅん!」ポーズの秋元真夏(C)ORICON NewS inc.

「ずっきゅん!」ポーズの秋元真夏(C)ORICON NewS inc.

秋元真夏が“必殺技”と称している決め台詞とポーズ。両手で銃の形を作り、「○○さんのハートにずっきゅん!」と胸を撃ち抜き、ウインクする。握手会ではこれでファンを虜にして「釣り師」と呼ばれるほか、ライブの観客やテレビの視聴者に向けてなど随所で見せている。『徹子の部屋』では黒柳徹子にも披露した。

トラペジウム

小説『トラペジウム』のトークイベントを開催した高山一実(C)ORICON NewS inc.

小説『トラペジウム』のトークイベントを開催した高山一実(C)ORICON NewS inc.

高山一実の小説家デビュー作。2016年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載を始め、18年11月に単行本化。アイドルを目指す少女の10年間を描いた青春小説。19年上半期の文芸書ベストセラーで3位、平成生まれ世代が買った本の1位となり、25万部を売り上げた。タイトルはオリオン大星雲にある四つの星を意味している。

どいやさん
西野七瀬が考案したキャラクター。目だけの丸い顔に2本の足が付いている。高1のときに友人の教科書に落書きしたもので、「どいやさん」の名前も友達が特に意味もなく付けたという。乃木坂46に入ってから『乃木坂って、どこ?』番組内で紹介し、メンバーの提案により、後付けで「耳かきの梵天(羽部分)を司る神様」となった。「絹ごし豆腐が好きで足が速い」との設定もある。フィギィア、キーホルダー、クリアファイル、スマホケース、キャップなどさまざまな形でグッズ化され、西野が専属モデルを務める『non-no』では描き下ろしのどいやさんカレンダーが付録になったことも。2019年2月に京セラドーム大阪で行われた西野の卒業コンサートでは、どいやさんをかたどった巨大気球が登場した。

中原幸二

掛橋沙耶香(C)ORICON NewS inc.

掛橋沙耶香(C)ORICON NewS inc.

4期生・掛橋沙耶香(かけはし・さやか)が岡山県の実家で飼っている犬の名前。ブログの自己紹介で「中原とは冬はヒーターの取り合いになるし、あんまりなつかんのんやけど、ほんまに可愛いんよなあ」と綴っていた。配信番組『猫舌SHOWROOM』の七夕企画では、短冊に「中原幸二と宇宙に行く」と書き、一緒に出演していた2期生・山崎怜奈(やまざき・れな)に「やましいアレでなく犬です」とフォローされていた。

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