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池田エライザ、あえて時流と真逆いく“同性ファン無視”の戦略とは? 

 怒涛の活躍を見せるモデル出身の女優たち。彼女たちは一様に美しくスタイルも良く、そして“同性から憧れられる存在”であることが最大の武器だが、こうした規定路線と一線を画すかのような活躍を続けているのが池田エライザだ。身長169?にしてグラマラスという抜群のスタイルを武器に、今年2018年は映画7本に出演。過去の出演作も、あるときはパンチラ上等のヤンキー女子高生、あるときはモテすぎて男性恐怖症になる美少女と、女性ファン獲得にタレントたちが躍起になっている流れの中、同性(女性)からの支持を無視するかのような強烈な役柄が続いた。だが、それでいて女性からの支持も高いという、“異色”のモデル出身女優・池田エライザの「自己プロデュース力」とは?

今年は映画7本に出演! 園子温も太鼓判を押す“エロい存在感”

 池田は1996年、フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれ、現在22歳。2009年に第13回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、『nicola』でティーンモデルとして活躍、2013年からは『CanCam』専属モデルとなった。2018年に専属モデルを卒業したが、女優として躍進が続く。

 女優業は映画『高校デビュー』(2011年)からはじめているのだが、2017年はドラマ5本、映画3本に出演、2018年は何と映画7本に出演し、『ルームロンダリング』(7月7日公開)では昨年の『一礼して、キス』以来の主演を務める。また、4月から『The Covers』(NHK BSプレミアム)でリリー・フランキーとともにMCを務め、『サンデージャポン』(TBS系)にも不定期出演するなど、映像作品以外での露出も増えている。

 池田の最大の魅力はやはり、お色気も辞さない体当たり演技だろう。出世作となった映画『みんな!エスパーだよ!』(2015年)では、エスパー(超能力者)で茶髪ヤンキーの女子高生を演じたが、幼馴染の主人公(染谷翔太)を思いっきりパンツを見せながら後ろからキックするなど、パンチラだらけの演技を披露。同時に純情な乙女心を見せるしっかりした演技力も見せ、園子温監督をして「池田エライザはとってもエラい存在感と、とってもエロい存在感!池田エロイザでもある!エラくてエロい彼女は、今後とっても業界を揺るがすとてつもない存在になるだろうと、今のうちに言っておく」とまで言わしめたのである。

時流と真逆の“同性ファン獲得を無視”するかのような売り出し方

 その後も、「露出度MAX」という衝撃的キャッチコピーの映画『チェリーボーイズ』のほか、初主演を果たした『一礼して、キス』では、複数の男子から想いを寄せられる弓道部員の女子高生、『伊藤くん A to E』では“寝取る女”という嫌な役にも挑戦し、押見修造の人気漫画の実写化ドラマ『ぼくは麻里のなか』(フジテレビ系)では、なぜかモテない大学生男の精神が乗り移ってしまった女子高生役で、はちきれんばかりの胸元を披露。『暇な女子大生』(テレビ朝日)では、高学歴エリートを狙う肉食系女子としての姿を見せた。現在、公開中の映画『となりの怪物くん』では、「私ってかわいいじゃないですか?だから…」と話す、モテすぎて男性恐怖症になる“学園一の美少女”役を演じている。

 つまり、モデル出身女優らしからぬセクシーな役や超絶美少女役など、いわば同性の女子たちからは嫌われそうな役どころを多く演じているのだ。現在は、女性の支持を集めることがタレントとしての認知拡大・ブレイクには必須と言われている中で、池田は真逆の“同性を無視”という戦略をとっているようにも見える。しかし、こうした極端に男性ファンに特化したアプローチの継続が、何かと規制が厳しい現在、色っぽい描写を体当たりでストレートに表現できる貴重な若手女優ということで、池田エライザの需要がますます高まっているようなのだ。

高校時代には資金280万を調達し編集長に! 自由奔放な自己プロデュース力に注目

  • 「エライザポーズ」を実演する池田エライザ

    「エライザポーズ」を実演する池田エライザ

 そして、池田エライザを語る上で欠かせないのが、その“自由奔放さ”と“自己プロデュース能力”だ。2014年には、クラウドファウンディングで約280万円の資金を調達し、当時高校生の池田自らが編集長となってファッションブック『@elaiza_ikd』(小学館)を発売する行動力を見せている。本人自身も、「モデルになったばかりの頃、どうしたらいい子に思われるかなって必死でした。でも『そういうの全部バレてるし、自分らしさも個性もなくなっちゃうから、取り繕わなくていい』と言われたことがあって、今の自由奔放な自分でいられるようになりました」と、自由でいることの大切さを語っている。

 2013年以降、池田は『東京ガールズコレクション』や『GirlsAward』といったガールズイベントの常連でもあり、ファッションアイコンとしての人気も高い。ティーンモデル時代はSNSの投稿が話題になり、“Twitterの天才”、“自撮りの神”とも称され、口元を指で押し上げる自撮りは「エライザポーズ」とも言われた。現在、インスタのフォロワー数は約52万人、Twitterは約68万人で、その多くが女性。肌の露出の多いセクシー写真も多く投稿されており、“自分を見せる”ことに何のためらいも感じられないのである。

 こうしたセクシー面において女性ファンが嫌悪感を抱かないのは、モデルとしての美貌もさることながら、池田が決して下品にはならないからだろう。実際、衝撃作『チェリーボーイズ』のインタビューで池田は、「品がなく映ってしまうと、キャラクターの魅力がなくなってしまう」と役を演じる上でのスタンスを語っている。ちなみに今、乃木坂46の白石麻衣の写真集が30万部を超える大ヒットとなっているが、池田同様、白石の美貌もまた下品にならないからこそ、“攻め”のセクシーカットを満載できたからだとも言われている。

“自分の魅力を最も発揮できるステージ”で冒険的役柄に挑戦

 いずれにしろ、こうした一連の活動は自分の魅力を把握していなければできないことであり、それだけ池田はクレバーな一面を持ち合わせているとも言えよう。そんな本人の想いが、10代最後のモデルブック『@elaiza_ikd LEVEL19→20』の表紙コピーに表れていた。

 「例えばファッション。モードから等身大までリアルに着こなすということ。例えばメーク。自分のことは自分が一番知っているということ。例えばカラダ。自分の美しさを自分で発見するということ。〜」とあるが、女の武器を前面に押し出し、女性ファンへの“忖度”を度外視したかのような発言は、「自分の魅力を最大限に引き出してみせる!」といった池田の“宣言”ともとれる。女性ファンを無視するかのような、女を武器にした役どころは、“自分の魅力を一番出せる役柄”にチャレンジしているといえそうだ。

 また、いわゆる“お色気枠”的ポジションで不定期出演をしている『サンデージャポン』では、一連のセクハラ問題に関連して、「(写真を)撮られる側の女性は、契約書をちゃんと交わし、ギャラをはっきりさせたほうがいい」とコメント。ネットでは、「若いのにしっかりしている」、「一番的確なコメントだった」など、池田のコメント力に対しても女性ファンから高い評価が与えられたのである。

 『CanCam』のインタビューでは、「とにかく気になったらやってみるのが池田の根本なんです」と語っていた池田エライザ。モデルなのに飾らず、どこか親しみやすく、色気もあるところが、池田の最大の魅力なのだろう。モデルや女優業のみならず、バラエティ番組の出演やMC等々、それこそ「気になったら」何でもやってみせる“エライザの流儀”に、引き続き注目していきたい。

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