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ORICON NEWS
“15秒ソング”で話題の足立佳奈、「夢を叶えるまでは会わない」親友と交わした約束とは?
人生を変えた木村カエラさんの衝撃!「心をまるごと持っていかれた」
足立佳奈きっかけのひとつは、地元の岐阜県のライブハウスで、木村カエラさんのライブを見て衝撃を受けたことです。カエラさんは歌ダンスもトークもみんな上手くて。ダンスは見せ方がとても素敵で、振り付けというよりは、曲の中で自然と踊っていて、フィギュアスケート選手みたいにくるくる回っていたり。それに、トークもすごく面白かったんです。ファンの方と友達のように話していて、いつも一緒にいるような感覚でした。何より、ライブハウスに登場した瞬間に「なんだろうこのパワーは!」というぐらい心を持っていかれたんです。いつかは、私もファンの方に同じように感じてもらえるようになりたいって思いました。
――オーディションを経て、シングル「笑顔の作り方〜キムチ〜/ココロハレテ」でデビューしました。曲を作る際に心かけていることは?
足立佳奈常に「ありがとう」の気持ちを伝えたいと思っています。小さい頃は、お母さんや学校の先生におもちゃのピアノで「ありがとうの曲」を作りました。曲にすると照れくさくて言葉にできない気持ちを表現できるんです。今もその感謝の気持ちは大切にしています。2ndシングルの「フレーフレーわたし」では、同世代はもちろん、小学生の子からもTwitterで「聞いてます」ってリプライをいただくようになりました。「みんながいるから今の私があるんだ」と強く感じたので、“誰かを励ます”応援歌を歌い続けることで、「ありがとう」という初心の気持ちを忘れないでいたいです。
――そんな応援歌として、春にぴったりな3rdシングル「サクラエール」が2月28日に発売されました。
足立佳奈今回の「サクラエール」は、3月で高校を卒業する私だからこそ作れた曲になっていると思います。Twitterにアップしていた15秒の曲が元になっているんですけど、「満開じゃない桜が好き」っていうフレーズは、桜が満開になると別れの季節が来てしまうという気持ちを込めています。卒業は寂しい気持ちもあるけど、それぞれが別の道を歩んだとしても「君なら大丈夫だよ」っていう応援の気持ちを、「そうきっと輝くんだ」という歌詞に込めました。卒業や就職を迎える方だけでなく、この曲を聴いて、昔を思い出してもらって「こんな時もあったな。じゃあ今日も頑張るか!」って思ってもらえたら嬉しいです
お互いの背中を押すために、親友たちと交わした“決意のエール”
足立佳奈私って、よくレコーディングで号泣してしまうんです。スタジオの一人の空間に入ると、思うように歌えなかったりして、その悔しさや葛藤があって、いつも泣いてしまいます。今回の「サクラエール」は特に気持ちの入り方が違って、人生の中の節目というか、高校生活の思い出や、友達との別れが頭をよぎって、「一回ちょっと中断」ってなるくらい思いっきり泣いた、そんな思い出の曲です。
――高校を卒業すると、友達とも離れ離れになってしまいますね。
足立佳奈友達と「サクラエール」の話をしていて、「そうきっと輝くんだ」って歌詞から、みんなと「佳奈はどうやって輝こうとしているの?」みたいな話になったんです。友達にもそれぞれ目標があって、留学する子や、大学で英語の勉強をしたり、それぞれに目標があって、「私はこれから音楽の活動も含めて、いろんなことをマルチにやっていきたい」って目標を話しました。そしたら、友達から「その夢が達成してから次会おうね。達成しないと会わないから」って言われたんです。
――お互いの目標に向かって進もうっていう決意なんですね。
足立佳奈はい、目標を叶えるまでは会えないけど…でも実は、毎晩LINE でビデオ通話をしちゃってます(笑)。
――目標としているマルチな活動とは?
足立佳奈演技や、トークももっと上手になりたいし、なにより、曲をどんどん増やしていってライブをしたいです!木村カエラさんに“心を持っていかれた”のが音楽を目指すきっかけのひとつでしたが、そんなライブが出来るように、歌だけでなく色んなことにチャレンジするのが目標です。