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(更新: ORICON NEWS

『べっぴんさん』でブレイク必至……土村芳の素顔とは!?

“昭和顔”と言われるが、自分ではあまり意識していない

――ところで、土村さんは京都造形芸術大学映画学科俳優コースで勉学に励んでいますが、黒木華さんは1つ上の先輩だそうですね。土村さんから見て黒木さんの活躍はどのように感じていますか?
土村芳 大学の頃からすごく存在感のある方で、外に目を向けながら自分で切り開いていったという印象があるので、黒木さんだったらこうなることが当然な気がするといいますか。とにかくカッコいいな、と。

――黒木さんに刺激を受けた部分はありますか?
土村芳 黒木さんという素晴らしいお手本があったので、私も先のことを見据えながら、大学生活を過ごせたんじゃないかと思います。

――黒木さんを筆頭に、最近はいわゆる“昭和顔”の女優さんがブレイクしていますが、まさしく土村さんも“昭和顔”“和風美人”と言われていますよね。
土村芳 自分ではあまり意識していないのですが。

――土村さんがイメージする“昭和顔”とは?
土村芳 公家顔といいますか。どこか高貴なイメージがありますね。なので、その括りに自分が入るとは、想像もしていなかったんですけど。

――正直、言われてどんな気持ちですか?
土村芳 最初はビックリしたというのが正直な気持ちなんですが、まだ私の名前や存在を知らない方が多い段階で、このように私の名前を上げてくださったのは光栄なことだなって、今は純粋に嬉しいですね。

――土村さんからは、温かみや透明感が感じられますが、ご自身を客観的にみてどう思うますか?
土村芳 自分を客観的に見ることが苦手なんですけど……真面目な部分とそうじゃない部分の差が激しいのかな? って。0か100じゃないですけど、気が抜けるときはとことん抜けますし。

――ちなみにオフの日はどんな過ごし方をしているんですか?
土村芳 まず溜まった洗濯、掃除、家事全般をやってから、海外ドラマをダラダラ観ます(笑)。

――お気に入りの海外ドラマは?
土村芳 『BONES(ボーンズ)-骨は語る-』や『エージェント・オブ・シールド』、『メンタリスト』とか。アメリカの1話完結ものとか、SFものだったりとか、かけ離れた世界観のものだと、心から楽しんで観れるので好きですね。なかでも『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ずっと撮りためて、撮りためて、食らいつくように観ちゃって、夢中になりすぎて大変でした(笑)。

本番で相手を目の前にするまでは、決めつけない

――そうなんですね(笑)。女優として自分なりのこだわり、演技をする上で気を付けていることはありますか?
土村芳 本番になるまで、相手を目の前にするまでは、決めつけないってことですね。セットの中に入って、相手を目の前にして演技をすると、リハのときとは全然違うものになったりするので。

――その場の空気をちゃんと読みながら演技することが大事である、と。
土村芳 本番まではいろいろ考えます。でも自分の中でキメ過ぎちゃうのはよくないので、できるだけフラットな状態でいられるように心がけています。

――共演したい人はいますか?
土村芳 う〜ん……誰だろう……いっぱいいすぎて悩みます(笑)。実はすでに共演したいと思った方とはお会いしてしまって。

――どなたなんですか?
土村芳 谷村美月さんです。谷村さんの出演作品は結構拝見していて、好きな女優さんなんですけど、今回ご一緒させていただいたので、今、誰かをあげるのは難しいですね。

――ちなみに一番最初に好きになった女優さんは?
土村芳 『水戸黄門』(TBS系)のお銀。子供の頃は時代劇っ子だったので、時代劇ばかり観ていました。

大河ドラマにぜひ出演して、あの世界観に浸ってみたい

――渋いですね(笑)。いつか時代劇、大河ドラマに出演してみたいという願望はありますか?
土村芳 ぜひ出演してみたいですし、あの世界観に浸ってみたいですね。それに、所作とか、女優さんとしてだけでなく、女性としてもいろんなことが身につきそうですし。

――ある種、花嫁修業的な。しかも、今回のドラマでも裁縫を身につけられましたし。
土村芳 身近なところでいうと、正しくボタン付けができるようになりましたね。最近では、売られている洋服のボタンとか縫製のチェックするようになったりして(笑)。

――女子力もぐんとあがって(笑)、今後どんな女優さんになっていきたいですか?
土村芳 今、私という存在は、君ちゃんという役どころを通して多くの方に知っていただけけていると思うんですけど、これからは、君ちゃんのような役以外でも、どんな役でも信じてもらえるような女優になって行きたいです。

――演じてみたい役どころはありますか?
土村芳 君ちゃんというすごく純粋な役どころをやっている反動からか、女子力皆無みたいな(笑)、きみちゃんとはだいぶん離れた役どころですね(笑)。

――干物女的な(笑)、正反対の役どころですね。また最近ではバラエティ番組で活躍されている女優さんもいますが、バラエティ番組への興味はありますか?
土村芳 役としてはいいんですけど、土村芳として人前に出るのはすごく苦手で。脇汗だらだらじゃないですけど、急に丸裸にされたような恥ずかしさと緊張感で、私なんかが出たらとんでもないことをしちゃうんじゃないかって(苦笑)。

――そこまでの恐怖心があると。
土村芳 バラエティは難しいって聞きますし、これからまだまだ自分を鍛えないと感じですね。

――最後に、今後挑戦したいことはありますか?
土村芳 土村芳のいろんな面を知ってもらうためにも、自分の中のいろんな自分を探して、増やして、自分の可能性やふり幅を広げられるような体験をしていきたいです。とりあえず今は君ちゃんの魅力をちゃんと届けることが私の役目だと思っているので、最後まで気を抜かないように『べっぴんさん』の撮影を頑張ります。

(文:星野彩乃/写真:ウチダアキヤ)

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