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“オタクすぎる”キスマイ・宮田 ジャニーズ初のオタク代弁者に

 Kis-My-Ft2と言えば、ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループであるが、メンバーのひとり宮田俊哉が実はバリバリのオタクであることを公言。しかも“本物のヲタ”として、一般オタク層から多くの支持を集めているのだ。最新アルバム『I SCREAM』の完全生産限定盤では、「ヲタクだったってIt’s Alright!」なるソロ楽曲まで発表、オタクたちの共感をゲットした。果たして宮田は、ジャニーズ初(日本の芸能界初?)の“オタクの代弁者”アイドルになるのだろうか?

ラブライバー兼Kis-My-Ft2 オタクも認める“ラブライブ愛”

 Kis-My-Ft2の名はメンバーのイニシャルからとったものだが、宮田はその中の“M”であり、別ユニット「舞祭組(ブサイク)」の一員でもある。決してブサイクというわけではないが、少なくとも中心となるイケメンのフロントメンバーではない。そんな宮田は2011年のCDデビュー前後からオタクネタをちょいちょい出しており、『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)での宮田の“ヲタ芸”披露は恒例で、メンバー全員+司会のダウンタウン・松本人志にまでヲタ芸をさせていたのだ。

 好きなアーティストは「水樹奈々」であり、バラエティ番組に出演した際には「(『少年ジャンプ』を読まないんだったら)日本から出てけよ」、「僕は『HUNTER×HUNTER』を読むために生まれてきた」等々、オタクにとっては共感できる胸アツ発言を繰り返してきた。さらに、最近の宮田の推しは、架空のアイドルグループの奮闘と成長を描いたゲームなどのメディアミックス作品群『ラブライブ!』なのだという。

 「宮田さんは筋金入りの“ラブライバー”としてその世界では超有名です。なんたって『ラブライブ!』のラジオ特集番組の自己紹介で、“ラブライバー兼Kis-My-Ft2の宮田俊哉です”と宣言するほどですから(笑)。この作品の声優たちによるユニット・μ's(ミューズ)のコンサートに参戦し、凍えながら物販の行列に数時間並んで、ラブライブレード(ペンライト)を手に入れたことを嬉々としてラジオ番組で報告してました。同じラブライバーからも“俺たちの宮田だ”と尊敬されていて、グッズ販売に宮田さんが現われると“宮田先生だ!”と呼ばれるほどです」(エンタメ誌編集者)

本物のオタクが歌う魂の叫びだからこそ呼んだ共感

 とはいえ、宮田は正真正銘ジャニーズ。“ラブライバー”として一般人と混じってフツーにイベントに参加してしまうことによって、あちこちで写真を撮られてSNSにアップされることが問題となりマネージャーに謹慎を言い渡された。にも関わらず、一週間後には水樹奈々のコンサートに行ったことを明かすなど、禁止されてもやめられない生粋のオタクっぷりを自ら暴露している。

 そんな宮田の魂の叫びは、今回のオタクへのトリビュートソング「ヲタクだったってIt’s Alright!」(ヒャダイン作詞・作曲)でも表現され、オタクなら誰でも共感できる“オタクあるある”を披露したのである。
「宮田さんのあの歌は、オタクの世間的なイメージや偏見に対する不満を歌った歌詞に共感する人が増えて、SNSで話題になり大きく広がっていきました。これも宮田さんが、オタクも認める本物のオタクだったからこそ共感が得られたんだと思います」(前出・編集者)

オタクでもジャニーズに オタク界の希望となるか?

 ジャニーズと言えば男女を問わず憧れの対象であり、キラキラと輝く存在。宮田は本来、その対照にあると言ってもいい。だが、“オタク”であることを公言しながら、その並外れた熱意、ほとばしる愛情、ずば抜けた知識を武器に、オタクたちのリスペクトを一身に集めているのである。

 いわば宮田俊哉は、オタクでもジャニーズになれると証明した初めての人物であり、さらに言えば清々しいほどのオタクっぷりを見せても女性ファンから支持を得ることができることを証明した稀有な存在とも言える。ジャニーズの新ジャンルアイドルとして躍進する宮田の存在は、新たなファン層の開拓に一役買うかもしれない。

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