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イケメン水球選手・保田賢也、五輪出場への想いを語る
初の写真集は、斎藤工さんをイメージして撮りました
保田賢也 恥ずかしいですね。でも、何度も見ていくうちに慣れましたけど(笑)。なんでこんな顔しているんだろう? とか、自分ってこんなんだったけ? って、これまで気づかなかった自分の表情に気づいたりもしましたね」
――甘いマスクと鍛え上げられた肉体美をたっぷり堪能できる作品となっていますが、撮影時の印象的なエピソードはありますか?
保田賢也 ベットに横たわって撮影するときに、カメラマンのかたから「俺のとこに来いよ」的な感じでカメラを見てみてと言われて、かなり恥ずかしかったですね(笑)。あと、ロケで九十九里浜に行ったのですが、バーベキューをしたり、犬と戯れたりして楽しかったですし、そのときの素の表情が写真集の中にも納められているので、ぜひいろんな表情の僕を見ていただきたいですね。
――撮影するにあたって気を付けたことや意識したことはありましたか?
保田賢也 僕の中では、斎藤工さんをイメージして撮りました。テレビで斉藤さんが写真集の撮影をしているときの映像を見たのですが、そのときの印象がずっと鮮明に残っていて。
――斉藤さんは保田さんの憧れの方とか?
保田賢也 斉藤さんってめちゃくちゃセクシーじゃないですか! 斉藤さんのようにセクシーで色気のある大人になりたいと思っているのですが、僕はゴリゴリ過ぎて、斉藤さんとはかけ離れすぎて……。
――保田さんはセクシーさにワイルドさがプラスされてますよね!
保田賢也 ワイルドさがかなりまさってますけど(苦笑)、斉藤さん目指して頑張ります!
――『AQUA』というタイトル、何より水球をされている姿は保田さんならではの見どころですよね。
保田賢也 唯一緊張しなかったですね(笑)。ずっと水とつきあっていますから。
五輪が自分の中で見えたのは、4年前ですね
保田賢也 毎日2時間半の練習を2回やっていますね。
――そもそも水球をはじめられたきっかけは何だったんですか?
保田賢也 僕は富山県出身なのですが、富山には水球交流会という小学校ごとにチームを作って試合をする大会があるんです。小さいころから僕は水泳をやっていたのですが、そのときに担任の先生から出ないかと言われて、球技好きだし、面白そうと思って好奇心だけで出てみたんです。そしたら、すごい楽しくて。正直、水泳に対して楽しさが感じられなくなっていたんですけど、自分が好きな球技と水がマッチしてるというのが新鮮でしたし、何より活躍できたので、これが俺のやるべきスポーツかもしれないと思ったんです。
――そこから五輪への夢を抱くようになったのはいつぐらいですか?
保田賢也 五輪が自分の中で見えたのは、4年前ですね。
――えっ!? そうなんですか?
保田賢也 まず日本が32年間出場できていなかった競技なので、日本代表には入ってましたけど、五輪に出場することは到底無理だろうなと思っていたんです。
――そこから4年前に一転する出来事が起こると。
保田賢也 ロンドン予選のときに、僕はメンバー落ちしてしまったんですけど、試合を見に行ったら一点差で惜しくも負けてしまったんです。それから 五輪が僕の中で身近なものに感じられるようになり、ことあるごとに「五輪に出場するのが夢」と言うようになったんです。
――まさに有言実行となりましたね! 五輪の出場が決まったときはどんな感じだったんですか?
保田賢也 これは夢だ! って(笑)。
――頭が真っ白な状態?
保田賢也 プールに入っていても、体がフワフワして、感覚がない状態といいますか。あまりにも五輪というものが僕の中ででかすぎて、試合に勝ったことに対する喜びはあったのですが、実感がまったくなくて、みんなが泣いているのにその日は僕だけ涙が出なかったんです。でも、翌朝に「おめでとう」と知り合いからたくさんメールが来ているのを見て、やっぱりこれは現実なんだ〜って、ようやく感情が追い付いてきて、トイレの鏡の前で泣きましたね……朝泣き。
――普段から感情はあまり表に出ないタイプなんですか?
保田賢也 そうですね。