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再始動したB.A.P、活動再開の想いを語る「申し訳ない気持ち」

 2014年末から約1年半の活動休止を経て、B.A.Pがついに再始動。その一発目として、日本1stアルバム『Best. Absolute. Perfect』をリリースした。グループ名の由来をそのままタイトルに冠したことからも、原点回帰の想いや強い意志が感じられる作品になっている。このアルバムについてや、活動再開の想いを聞いた。

活動休止中に長く待たせてしまったので、申し訳ない気持ち

――1stアルバムが出ましたが、日本デビューしてから約2年半ということで、やっと出せたという気持ちでしょうか?
デヒョン きっと日本のファンのみなさんが、首を長くして待ってくれていたことと思います。アルバムには日本オリジナル曲も収録していることから、僕たちの日本のファンのみなさんへの気持ちを感じ取っていただけるのではないでしょうか。
ZELO ファンのみなさんには、ずいぶん長く待たせてしまったので、その点では申し訳ない気持ちです。でもその分、格別に意味のある作品になったと思います。

――休止中には、みなさん旅行に行くなどしていたそうですが?
ヒムチャン 僕は、わりと長期ですけど、メキシコとアメリカに滞在していました。
ZELO 僕はカナダに行きました。作曲家の方を紹介してもらったり、英語の勉強をしたり、再始動に向けて音楽の勉強をしていました。あと、両親や友だちなど、忙しくてなかなか会えなかった人たちに会ったりとか、それまでできなかったことを、たくさんやれました。
ジョンアプ 僕は子供の頃に住んでいて、よく友だちと走り回って遊んでいた田舎に帰りました。思い入れのある街なので、とてもリフレッシュできました。あと、日本にも来ました。日本の作曲家チームに知り合いがいるので、彼らに紹介してもらって美味しいお店に行ったり、表参道でショッピングしたり。フィギュアを集めているので、『バットマン』に出てくるジョーカーのフィギュアを買いました。
ヨンジェ 僕も日本に行ったんですけど、食べ歩きみたいな感じでしたね。日本は何度も来ていますが、ほとんどが仕事だったので、連れて行ってもらうばかりで。でも、今回は自分で調べて探して行ったので、すごく楽しくて。30分以上歩き回って店を探したこともありました。本当に美味しかったですよ!
デヒョン 僕は、チェジュ島に行ったくらいかな。歌やダンスの練習をしていました。あとは、ストリートでゲリラライブをやりました。やっていることを聞きつけたファンの方が、たくさん見に来てくれました。
バン・ヨングク 僕は、インドやプラハに行きました。仕事でいろいろな国に行ったけど、今まで行ったことのないところに行きたいと思って、観光しました。特に深い意味があったわけではありません。ただひとりになると、いろいろ考える時間もできて良かったですね。

――自分たちを見つめ直す時間もたくさんあったと思いますが、その上で改めて自分たちにとってB.A.Pはどんな存在だと思った?
ヒムチャン いま思うと、本当にいろいろなことがあったけど、メンバーがいてくれたからこそ頑張って来られたんだなと、改めて思いました。メンバーが力になってくれましたね。メンバーの存在には、本当に感謝しています。

――アルバムに収録の新曲「KINGDOM」や「NEW WORLD」を聴くと、ここからまた新しい一歩を踏み出すという、決意や覚悟みたいなものを感じました。
ジョンアプ アルバムを通して、また始めるんだという気持ちを感じてもらえたのはうれしいです。この2曲の歌詞には、確かに自分たちの意気込みを込めました。自分たちの夢を成し遂げるまで、諦めずに頑張るつもりでいます。
デヒョン また新たに始めるんだ、リスタートするんだという気持ちでいます。初心に返って、日本のファンはもちろん世界中のファンに向けて、いつでもかっこいい姿を見せていきたいし、直接会える機会をどんどん作っていきたい。今は、ファンのみなさんの愛情に、少しでも応えたいという気持ちでいっぱいです。
ヨンジェ 改めてアルバムを聴くと、僕たちの意志をすごく込めることができたと実感するし、より自分たちの音楽に対して責任を感じる作品になりました。B.A.Pとして、もっといろんな姿をお見せできると思うし、その都度より新しい自分たちを見せることが、ファンのみなさんへの恩返しであり礼儀だと思っています。

自分たちが今表現できることを、完璧に表現できている

――韓国で人気の「CRASH」を日本語バージョンで収録していますが、どうしてこの曲を?
ZELO 日本でもとても盛り上がる曲です。日本ツアーも控えているので、そこでさらに盛り上がりたいと思って、日本語バージョンを制作しました。
ヨンジェ 日本のみなさんも好きと言ってくれる曲ですからね。日本語バージョンなら、より歌詞の意味や僕らの気持ちが伝わるんじゃないでしょうか。

――では、アルバムのタイトルにかけて、ベストな曲、アブソリュートな曲、パーフェクトな曲を選んでください。
バン・ヨングク 僕は、このアルバムで日本オリジナル曲が3曲あるので、その中で選びたいと思います。ベストは「BACK IN TIME」。これはB.A.Pの新しい表現を込めたもので、僕たち自身新しい発見があった曲です。アブソリュートは「KINGDOM」で、B.A.Pらしさを絶対的に表現できていると思います。パーフェクトは、「BACK IN TIME」や「KINGDOM」へ導く序章という意味で「NEW WORLD」を挙げたいと思います。
ZELO 僕も新曲から選びたいと思います。ベストは「KINGDOM」。アブソリュートは……B.A.PにはHIP HOPの要素が欠かせませんが、それがとてもうまく表現できているという意味で、「BACK IN TIME」。そしてパーフェクトは、B.A.Pを端的に表していて、短いけれど強烈なインパクトを持った曲ということで「NEW WORLD」でしょうね。
デヒョン 僕は、ベストは「NEW WORLD」で、アブソリュートとパーフェクトは両方とも「KINGDOM」だと思うな。
ヒムチャン 僕ならアブソリュートには、僕らのデビュー曲「WARRIOR」を挙げる。これは、歌にしても振り付けにしても、絶対的(アブソリュート)だと思うので!
ジョンアプ 「WARRIOR」は、デビュー曲だしB.A.Pを表すには打って付けの曲だから、やはりアブソリュートだろうね。「BACK IN TIME」は、個人的に好きな曲だし、書いてくれた作家さんのファンでもあるので、個人的にはこれをパーフェクトに挙げたいな。
ヨンジェ まだ挙がってない曲で言うと、僕はパーフェクトに「ONE SHOT」を挙げたいです。自分たちが今表現できることを、完璧に表現できていると思うので!

――では、今後の活動について。
デヒョン ライブでは、今まで見せていなかった新しいステージを見せようと思うので、期待していてください。そしていつか、1位を獲得できるように頑張りたいです!
ジョンアプ ステージに立っているときが一番かっこいいと思ってもらえるように努力していきたいですね。てっぺん取ろうぜ!
ヒムチャン B.A.Pらしいステージをやりたいですね。
ヨンジェ ライブを見て、何かを感じて取って帰ってもらいたいです。
バン・ヨングク 音楽、ステージパフォーマンスを強みとしているのが僕らです。デビューから現在までB.A.Pらしい音楽を聴いてもらってきましたが、今後はそれだけではない新しいジャンル、新しいスタイルを見せていけるようにチャレンジしたいですね。

――B.A.Pらしさとは?
バン・ヨングク やっぱり強烈なパフォーマンス、ビートの効いたトラック、強いメッセージの込められた歌詞でしょう。それに加えて新しいジャンルに挑戦することで、僕たちの幅がもっと広がって、アーティストとしてもそうしていくべきだと思っています。
ZELO だからと言って、今これにチャレンジしたいとか、特にこれという何かが決まっているわけではないのですが……そういうものはきっと、気づいたら目の前にあるという感じだと思います。だからその都度、それを見逃がさないようにしていきたいですね!
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