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WINNER、現在の心境とBIGBANGメンバーとの秘話を語る
メンバー1人ひとりはどんな人?
テヒョン 今回はライブの模様だけじゃなく、メンバーの普段の姿がわかるメイキング映像もパッケージされているんですよ。そこには、地域の有名な食べ物を食べて、みんなでワ〜ッ、おいしい! って盛り上がっている様子も入っている(笑)。だから、ステージとはまた違う僕らが楽しめると思いますね。
ジヌ 僕はライブでやった女装ですかね(笑)。ステージでしか見れないですから(笑)。
ミンホ 今回のツアーは、僕らにとって初めての単独ツアーだったんですよ。それは一生に1回のこと。すごく記念になることなので、ステージ全部がオススメです。
スンユン 日本のファンの方たちは、スタッフさんと協力して僕たちにサプライズをしてくれるんですよ。それに感動して、泣いちゃったんです(笑)。だから、僕らの涙をチェックしてほしいですね(笑)。
スンフン 僕らのステージを見てくれているファンの方たちの表情も見所です。すごく目がキレイなので。その目でじっと見られるから、僕らも頑張れるんだと思いますね。
――現在はデビュー2年目にして全国でホールツアーを開催しているWINNERですが、まだまだみなさんのことを知らない人もいると思います。そこで、1人ひとりのキャラクターをメンバーから紹介していただけますか?まずはテヒョンさんから。
スンユン テヒョンくんは、猫みたいな魅力もあるし、犬みたいな魅力もある人ですね。猫はクールな感じだけど、犬はかわいくて明るいじゃないですか。その両方を持っている人なんですよ。
ジヌ しかも、テヒョンくんはWINNERのセクシー担当なので、そういう魅力もあるんです。
スンフン それにテヒョンくんは5人の中で一番の努力家。目標があったら、そこに向かってずっと走る人ですね。
ミンホ そうそう、テヒョンくんは最近ギターも始めたんですけど、練習を超頑張ってるんですよ。そういうところも努力家のテヒョンくんらしいなって思います。
――では、スンフンさんは?
テヒョン スンフンくんは、僕たちのビタミンですね。一番明るいエネルギーを持った人なので、僕らのムードメーカーになってます。
ミンホ 僕はスンフンさんはベッドのような人だと思います。安らぎを与えてくれる人なので、ベッドみたいに癒されるんですよ。
ジヌ 僕はWINNERの長男なんですけど、スンフンくんは友だちみたいな存在ですね。とても優しくてフレンドリーなので。
スンユン スンフンくんは僕たちの振り付け担当。だから、WINNERのリーダーは僕なんですけど、コンサート前のリハーサルのときなどは、スンフンくんがリードしてやってくれるんですよ。それに彼は話すことが上手なので、いつも僕らの中でギャグとか面白い話をしてくれるんですね。そういう、すごく楽しい人だと思います。
――ミンホさんは?
スンフン ミノ(ミンホのニックネーム)くんはラップがうまいですね。今、韓国で一番ホットな曲はミノくんの曲ですし、それを僕もとても誇らしく思っています。
ジヌ ミノくんは髪の色がカッコイイし、笑顔も魅力だと思いますね。
テヒョン 腿とヒップラインも魅力でしょ?
ジヌ ああ、そうだね! 男らしいヒップをしています(笑)。
スンフン 筋肉も一番ムキムキなんですよ。
テヒョン でも、外見はそうなんですけど、実は精神面はとても繊細。絵をよく描くんですけど、それもすごく細かいんです。彼の外見からは、あんなに繊細な絵が描けることは想像がつかない。だから、そういうギャップも魅力だと思いますね。
スンフン ステージ上ではカリスマ性があるのに、普段の姿はかわいくて、ユーモラスなんですよ。
ジヌ スンフンくんより、もっと僕らのビタミンかもしれないですね。だから、スンフンくんとミノくんはビタミンコンビです(笑)。
スンユン ミノくんには友だちがたっくさんいるんですけど、そういう人たちとは一生一緒だよ! っていう男らしさがある。とても熱い男なんですよ。
――では、ジヌさんは?
ミノ 顔が一番キレイ! ハンサム!
スンフン さっきも言ってましたけど、去年のツアーでジヌさんは女装をしたんですよ。それは人によっては嫌がることだと思うんですけど、メンバーたちのために率先してやってくれた。やっぱり一番年上なので、すごく責任感があるし、みんなに対する配慮もある人ですね。
テヒョン 心が海みたいに広いです。
スンユン そうだね。それに顔もキレイですけど、声もキレイなんですよ。
スンフン そして、ゲームやスポーツが得意ですね。
――最後はリーダーのスンユンさん。
スンフン 僕が、いつもスンユンくんにありがとう! って思うのは、スンユンくんが子供の頃からギターを練習していてくれたことですね。だから、彼のギターの伴奏で僕らがハーモニーを作ることがWINNERの武器になった。そういう音楽的な知識があるので、ライブでカバー曲をやるときもスンユンくんがアレンジのアイディアをリードしてくれるんです。そうやってWINNERの魅力を引き上げてくれる、本当に素晴らしいリーダーだと思いますね。
ジヌ さっき、僕たちはハンバーガーを食べたんですけど、スンフンくんが、もう1個食べたい! って言ったんですよ。そのとき、スンユンくんが自分の分を譲ってくれた(笑)。そういう優しい人ですね。
スンフン ありがとうございました(笑)。
テヒョン スンユンくんは、すごく強い男。スタミナがありますね。
ミンホ やっぱりリーダーだけあって、スンユンくんは、いつも信じて頼れる人です。大変な時期にも対応がすごくうまいので、僕たちは、本当に頼りにしていますね。
地道に活動を続け、長い間、日本で愛されるグループになりたい
テヒョン やらされる音楽じゃなく、自分たちから発信しているっていうことですね。
スンフン 楽曲のコード、メロディ、歌詞、振り付け、ステージの演出、MC、そういうものに全部僕らのアイディアが込められています。まだ新人にもかかわらず、事務所が僕たちがファイトできるように支援してくれたので、そういうことができた。だから、すごくいい環境でやれていると思いますね。
テヒョン それに各メンバーのキャラクターが個性的。ひとりもかぶるメンバーがいないのえ、そこも魅力なんじゃないかと思います。
スンユン 声と音のバランスもいいですしね。だから、日本のみなさんいも、音楽的な部分に一番注目していただきたいです。
スンフン 僕たちはBIGBANG先輩と同じ事務所で、BIGBANG先輩の弟的な存在なんですね。でも、BIGBANG先輩とは違う魅力もある。音楽的な部分でもそうだと思いますし、新人なので、フレッシュなエネルギーもあると思いますから。
――2014年5月にデビューしたWINNER。現在はデビューから1年と少し経過したわけですが、2年目を迎え、最初の頃と比べて心境に変化はありましたか?
スンユン 目標はいつも同じなんですね。WINNERらしい音楽を作りたいっていう。でも、その目標までの過程に、デビュー時より責任感も生まれたし、もっといい音楽をみなさんに聴かせたいっていうプレッシャーも、より感じるようになりました。だけど、そういうフレッシャーに打ち勝って、これからもいい音楽を作り続けたいと思っています。
テヒョン 僕もその通りだと思います。
ミンホ だから、WINNERの音楽をもっと広めるためにも、新しい曲を早く出したいですね。
ジヌ そうだね。それに日本だけのオリジナル曲を集めたアルバムも出したいです。そしたら、日本のファンの人も喜んでくれると思いますから。
スンフン 僕らはBIGBANG先輩のドームツアーのオープニングアクトを務めるっていう方法で、日本での活動をスタートさせたんですね。だから、いつかはWINNERの名前でドームコンサートをやりたいっていうことを口癖のように言ってたんです。でも、今考えてみると、それはすごく焦った発言。BIGBANG先輩も日本で長く活動したうえでドームツアーまでできるようになったわけですから。それだけに僕たちも地道に活動を続けていって、長い間、日本で愛されるグループになりたいです。
――今、お話に出ていたBIGBANGは、みなさんにとっては憧れであり、尊敬する先輩だと思います。そのBIGBANGのメンバーから言われて嬉しかった言葉や彼らから学んだことはありますか?
スンユン BIGBANG先輩には、いつもいろんなことを教えてもらってますね。BIGBANG先輩も、今もどんどん成長している。だから、その姿を見て、僕たちも、もっと頑張らなきゃいけないって思うんです。それで練習や作曲などに励むので、BIGBANG先輩の存在自体が僕らの活動の原動力になっているんですよ。
テヒョン ドームツアーのオープニングアクトをやらせていただいたとき、BIGBANG先輩のステージを見たんですよ。それが、すごく刺激になって、僕たちも、いつかああいうステージをやりたいって思うようになりました。
ミンホ 今はBIGBANG先輩は常に忙しいので、あまりお会いすることはできないんですよ。でも、たまに事務所でお会いしたとき、本当に必要なアドバイスをしてくださる。例えば、最近僕はラップバトルの番組に出演していたんですけど、そのときSOLさんが“よく頑張っていると思うよ。正しいことをやっているんだから、君を嫌いな人のことは気にしないで”って言ってくださったんですね。その言葉は、本当に励みになりました。
ジヌ 僕もBIGBANG先輩と一緒にステージをするときは、必ずステージを見るようにしてるんですね。そうすると見るたびに新鮮で、常に成長しているように感じるんです。それに比べると僕自身は、ずっと同じところに止まっているような気になってしまう。だから、もっと頑張らないといけないって思わせてくれる存在ですね」
スンフン 僕らは韓国でも日本でも“第二のBIGBANG”というキャッチコピーでデビューしたんですよ。そのとき心配だったのは、BIGBANGというビッグネームの影にWINNERが隠れてしまうんじゃないかっていうこと。でも、そういう環境だからこそ、メンバー間で、どうやったらWINNERならではの色を出せるだろう? っていうことを常に話し合っているんです。BIGBANG先輩は僕たちが子供の頃から見てきた神様のようなアーティスト。だから、BIGBANG先輩のいいところや尊敬できるところは吸収しながら、さらにその中にWINNERとしての色を出していくことが、これからの僕らの目標です。
(文:高橋栄理子/撮り下ろし写真:草刈雅之)