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Gacharic Spin、ガールズパワーを実感「ステージに立ったらバンドもアイドルも同じ」

アイドルもバンドも変わらない 女子パワーを感じる今

──ガチャピンはすごくパワフルですけど、最近、アイドルもバンドも女の子のパワーがみなぎっているのを感じます。
KOGA昔より楽器を持つ女の子が増えたのも嬉しいです。以前はリズム隊はほとんどいなかったですし。女の子のほうが根性あったりしますから。当初は「女の子だから」ってナメられてたところもあったんですよ。対バンのファンの方が、「次はギャルバンだから見なくていいや」って言っているのも聞いたことがありますし。たぶんバンドでもアイドルでも、そういう悔しい思いをしている女の子っていっぱいいると思うんです。それが「絶対に負けない!」という向上心にも繋がっているのかなと。
まいダンスに関しても、周りの女の子を見ていると、男性より体力がない分、普段から筋トレとかすごく意識してやってる子が多いですね。
KOGA見る人に楽しんでもらいたいから、そうやってステージ以外のところでも頑張るし、ステージでは自分たちも楽しみたいし、対バンをすれば刺激をくれる仲間もいっぱいいる。そんなガールズシーン、これからもっともっと盛り上がっていくんじゃないかなって思います。ガチャピンとしては、その筆頭を走っていけたらうれしいですね。

──先日の「NAONのYAON」ではアイドルグループ・仮面女子ともコラボされたとか。
はなステージに立ったらバンドもアイドルも関係なく、戦う相手ですから。アイドルというと「作られたもの」というイメージがあるかもしれないけど、今のアイドルの子たちは自分たちから発信する意識が強い子がすごく増えてるんですよ。私たちと同じように、自分たちの想いを届けるにはどうしたらいいか、どうステージを作っていったらいいのか、ということをすごくよく考えてる。
KOGA私はけっこう対バンのリーダーの子と話す機会が多いんですけど、ステージでの見せ方とか、数年後の目標とか、みんなすごく真剣に考えていて、そこで意見が合ったりすると仲間意識も強くなるんです。
はなかと言って、仲良しこよしになるわけでもないんだよね。ライバルという意識もちゃんとあるから。
KOGAうん。仲の良いグループが大きいハコでやることが決まったら私たちも負けられないって思うけど、ソールドアウトしたら純粋に嬉しい。それを励みに私たちも頑張れるんですよ。

米『J-POP SUMMIT』出演 カッコいいところを見せる

――ガチャピンのパワーの源ってどこから来るんでしょうか?
KOGAなんだろう、オレオがよく食べるから(笑)?
オレオまあね♪ 個人的に思うのは、私たちには“失うものは何もない”という意識があるので、変なプライドとか全部捨てたら、楽しいことがいっぱいあるってことに気づいたのかなって。

──そのパワーは8月にサンフランシスコで開催される『J-POP SUMMIT』でもさく裂しそうですね。海外でのライブ経験も豊富なガチャピンとしては、今回どんな爪痕を残して来たいですか?
KOGA今回は何よりも、『ドラゴンボール』を背負っていけるっていうのが大きいですね。これまでもけっこう海外のアニメ関連フェスに呼んでいただくことはあったんですけど、私たち何にもアニメの曲やってないのに申し訳ないなって思ってたので。
はな私たちの見た目がアニメっぽいってことで、呼んでくれてたみたいなんです。でも今回は世界の『ドラゴンボール』を背負っていくという責任もあるので、ちゃんとカッコいいとこ見せないとね。
オレオさすが『ドラゴンボール』のエンディングを演ってるアーティストだな、っていうね。あ、あと私、英語を思い出さなきゃ(汗)。

――国によってMC担当が変わるんですよね?
KOGA英語はオレオ担当なんです。
オレオでも、けっこうボディランゲージで伝わるところもあるんですよ。しかもガチャピンはメンバーみんな動きが大きいし、衣装とか振り付けとか視覚的にも楽しんでもらえるパフォーマンスをやってるので、言葉は関係ないというか。そこは海外で演る上での武器かなって思ってます。
KOGAそれといろんな国でやってきて思うのは、やっぱり全力感ってどこの国でも伝わるんだなっていう。欧米の人から見ると、私たちが子どもに見えるらしいんですよ。「小さい子たちが全力でやってる。しかもけっこう楽器うまい」みたいな感じで驚かれることが多くて(笑)。今回も6人全員の全力を、サンフランシスコの人たちに印象付けてこられればいいなと思ってます。

(文/児玉澄子)

Don’t Let Me Down (Music Video Short ver.)

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