2019-04-26
松本人志がAmazon Prime Videoで贈るオリジナルバラエティ『HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル』の「シーズン7」が4月26日(金)から全話一挙配信される。10人の芸人たちが参加費100万円を持参し、プライドを賭け、賞金1,000万円を奪い合う“笑わせ合いバラエティ”だ。今回の出演者は宮迫博之(雨上がり決死隊)、たむらけんじ、ハリウッドザコシショウ、小籔千豊、後藤輝基(フットボールアワー)、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、加藤歩(サブングル)、ノブ(千鳥)、みちお(トム・ブラウン)、せいや(霜降り明星)。この6時間の激戦を制するのは!? 出演する宮迫博之、後藤輝基にその魅力を直撃した。
――出演を知ったときの気持ちは?
後藤輝基 まぁ兄さん(宮迫博之・シーズン4出演)もそうですし、僕も以前(シーズン3出演)あったんで二回目なんですけど、また届いたかっていう(笑)。
宮迫博之 やっぱりダントツで先輩になってしまうので、そこにもう一回来るか!? っていうのが正直ありましたね。恥ずかしい気持ちもあるんですよ。後輩に気を遣わせることもあるし。
後藤 楽しいしワクワクするけど、こんなに大変な数時間はありませんから複雑でした。今度は一体誰と戦うことになるんやろってのは、スタッフに聞いても教えてもらえませんし、ルミネの楽屋におる芸人に「ドキュメンタル出る?」って聞くこともなく。
宮迫 まあね。もちろん後藤とはしょっちゅう会うけど、一切その話にならへんもんね。
後藤 一切してないんです。だから本当に現場で知ることになる。でも正直、宮迫さんは来はると思ってなかったです(笑)。
宮迫 俺だってもう一回行くとは思ってなかったわ(笑)。
――出演までにどんな準備を?
後藤 “対誰か”に対する準備はできないですよね。
宮迫 ないない。
後藤 準備してもしょうがないから。
宮迫 な。それに俺も後藤も別に持ちギャグがあるわけじゃないし、お互いカウンター狙いやったりするでしょ。たまにとんでもないモンスターが紛れ込んだりしますけど。俺のとき(シーズン4)ではクロちゃん(安田大サーカス)とかね。面白いとかじゃないんです。コイツはどこで笑うんやっていう(笑)。
後藤 今回は小籔さんがどんな感じでしはるんやろっていうのはありましたね。
宮迫 そうやな。で、一番怖くなかったんが、たむらけんじです(笑)。
後藤 (笑)でも逆にツボでしょ?
宮迫 そうやねん。全然おもんないやんっていうのはそれはそれで、笑うてしまうもんな。もう30年近い付き合いですよ。でも「ちゃー」で笑ったことは一回もないです。ただ「ちゃー」で死ぬほどすべってる現象に死ぬほど笑ってしまう。そういう意味では全員怖いです。
後藤 ハチミツ二郎も何するか何で笑うか読めないでしょ? なんか静の感じがしますけどいきなり動き出したりしますし。全部込みで怖いんですよ。僕は職業柄ツッコミですから何かあったら言うじゃないですか。でも言うてるのも自分で笑うてしまうんですよ。(ボケを)拾う必要なんかないんですよ、本当は(笑)。
宮迫 後藤が拾う必要もないのにちょっと例えながらツッコんで自分で笑いそうになっているのを見て、こっちも笑いそうになる。一気に連鎖するもんな(笑)。あとエアポケットに落ちるみたいに急に笑ってしまうことも。誰もボケてないし、笑うつもりもないのに。
後藤 見てる方も「凡ミスやめてよ」みたいなことになるかもしれないんですけど、この空間で数時間いると、変な時間が生まれて。
宮迫 あるよな、ほんまに。麻痺する時間が。
後藤 あと突然の睡魔も。
宮迫 雪山とかで寝たら死ぬやつな(笑)。それぐらい、しんどい(笑)。
――M-1王者・霜降り明星のせいやさんは初登場ですね。
宮迫 一番の若手やから、まあ頑張るんですよ。お前何個やってんねん!って(笑)。でも、だんだん「マジで何個やんねん!」ぐらいからおもろなってくるんですよ(笑)。
後藤 “数”やる人は怖いですよね。さらに「それ、プロは笑わんぞ」っていうのをやってきたらまた(笑)。
宮迫 「誰が笑うねんそれ」って誰かが言うて、何にも返せへんかったりするやん。
後藤 素の顔で(笑)。
宮迫 こんなんも全部おもろなるからな。せいやとみちおは狂気を秘めてる感じもありました。
後藤 あと加藤が「バケツ」を「バツケ」ってずっと言ってて。もぉしんど!
宮迫 あれはしつこかったな(笑)。
後藤 その後、風俗の店員さんみたいなんやりだして。あとあれや。波田陽区の本。結局みんなで読み出すくだりになってからが、もうやばかった。
宮迫 ノブはずっと最初っから綱渡り状態やったな。
後藤 勝負やのうて、100万円で面白い劇を観に来てるだけ、みたいな(笑)。
宮迫 たっかい劇場やで(笑)。あと小籔も写真とか色々入れてた。いやらしいとこついて来よるんですよ。
後藤 でも小籔さんもちょっとヤバイ感じで、防御ばかりになってたのが意外でした。「何してんねん」で笑わしにいくかと思ってたんですよ。その小籔さんが防御態勢を取るしかなかった。
宮迫 今回はすごい攻撃の数を持ってるヤツが多かったからな。
――松本さんが「皇帝」と称するザコシさんはどんな活躍を?
後藤 今回からの新システムで、携帯の動画をモニターで大画面に映せるんですよ。
宮迫 そこでザコシが映像を。その映像のしつこさでマジで気が狂いそうになりました(笑)。「そういう拷問あるんちゃうか?」っていう。俺、途中で脳が熱くなってきたもん(笑)。
後藤 僕はあの瞬間、逆に泣いていました。
宮迫 笑いを我慢しきれんでね(笑)。その映像も是非お楽しみに。
――改めて、松本人志さんへの想いは?
宮迫 最近、「天才」ってだけでくくるのも違うのかなと思ってきましたけどね。もう“松本人志”って圧倒的な存在なので。天才ってだけじゃないような気がする。
後藤 そうですね。
宮迫 終わった後に話をしたりもしませんし。そもそも疲れ過ぎて、普通の特番やったら飲みに行くんやろうけど、『ドキュメンタル』に関しては、現地解散やもんな。でも後輩からすると、そろそろ休憩してやってのは、ちょっと思うけど(笑)。
後藤 やっぱりね(笑)。
宮迫 ずっと走ってるから。
――最後にメッセージをお願いします!
後藤 もう「シーズン7」ですから、皆さんどういうものかはわかってるでしょうけど、やっぱ人が代わるとこれだけ流れが変わってくるんだなっていうのはハッキリと出てくる番組だなって。だからこそ是非見ていただきたい。
宮迫 緊張感とバカバカしさと狂気の世界が入り混じってる番組。ただ観るという側からするとすごく楽しいものなので、俺らが我慢している姿もそうやし、細かいところをよくよく観たら、面白い部分がたくさん散りばめられてるんで細かく観てください。現象が起こった、その後で後ろの方のヤツのリアクションとか。
後藤 もちろん編集が入ってるんで、他のシーズンを観たら、次のシーンになったときに、その前に結構いろいろやってたんやろうなみたいな残骸が散らばってたり(笑)。あの感じも僕、めっちゃ好きなんです。
宮迫 ちょっとプロ目線かもしれんけどおもろいよな。
後藤 絶対なんかしてたのに全部カットされてる(笑)。相当反応なかったんやろうなって。
宮迫 そういううがって観る面白さもあります。是非、楽しんでください!
Sponsored by Amazon Prime Video