俳優の渡辺徹（50）が17日、東京・六本木スイートベイジルで行われる芸能デビュー30周年ライブを前に報道陣の取材に応じた。この30年で一番変化したことについて渡辺は「体型です！ まあ、俺が痩せてたのはデビューから半年くらいですけど」と自虐コメント。ピーク時には130kgあったという体重だが、2ヶ月前には101kgに落ち着き、さらに「ライブまでには引き締めようとして、今朝計ったら、89.3kgになってました。見た目じゃわからないけど」とピーク時より約40kgの“大幅減量”に成功したことも報告。25年ぶりとなる人前での歌唱に「新たな気持ちで取り組みたい」と意気込んだ。

　「1週間前から緊張してる。こんなこと、芝居ではないんじゃないかな」と落ち着かない様子の渡辺は、ライブ開催までの経緯を「ファンやスタッフへの感謝の気持ちもあるし、吉田拓郎さんや財津和夫さん、尾崎亜美さんら素晴らしい人たちが僕のためにつくって下さった曲を、眠らせておくのはもったいないと思った」と説明。「最後に歌ったときには一曲たりとも歌詞通りに歌えなかったので、今回はバッチリにしようと1ヶ月前から準備していた」と得意げに語ったものの、リハーサルでは早くも歌詞を間違えたといい「もう、なるようになれって感じです」と笑い飛ばした。

　妻である歌手・榊原郁恵（52）に報告した際には「風呂上がりに鼻歌うたってただけなのに『キーが甘い』『朝起きたら発声しろ』とか、厳しいんですよね」とタジタジ。それでも最後には「30年経って、やっぱり現場や先輩、家族に感謝したい。人との出逢いに恵まれなかったら、ここまでこれなかったと思います」と真摯にコメントし、「40年、50年経っても、また（ファンが）観に来てくれように、次のアクセントまで、また頑張ります」と誓いを新たにした。