ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズ演じる“宇宙人ジョーンズ”がさまざまな職業につき、未知の惑星・地球を調査する缶コーヒー『ボス レインボーマウンテンブレンド』（サントリー）の新CMが完成し、ジョーンズと俳優の武田鉄矢がともに教師役で共演していることが15日、わかった。シリーズ第31弾となる今回のCMでは、ベテラン教師役の武田が、彼の演じた“金八先生”を彷彿させる存在感を発揮し、指導方針に悩む新米教師・ジョーンズにむけて温かい言葉を投げかける。

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　舞台はとある学校の教室。イタズラにより頭上に仕掛けられた黒板消しを、目から発するビームで粉砕してみせたジョーンズ先生は、授業中にもかかわらず携帯電話で話している生徒にチョークを投げつける。その風圧で髪を削りとり“逆モヒカン”状態にしてしまうなど、生徒たちの度肝を抜いた彼は「この惑星の子供たちと呼ばれる存在には、全身でぶつかっていかなくてはならない」とレポートを始める。

　体育館裏では、告白に手間取っている男子に業を煮やし「コエガ、チイサイ！！」と叱咤激励するが、逆に怯えさせてしまう不器用なジョーンズ。生徒を思うがゆえの熱血指導を繰り広げる彼にやがて保護者からクレームが入るが、これを懸命になだめるのが武田先生だ。「この惑星の教育は、加減が難しい」と落ち込むジョーンズ先生に、武田先生が語りかける「でも、君は良い教師になる」という言葉がホロリとさせる。

　今回の撮影で初めて日本の学校を訪れたジョーンズは、「日本の教育システムがどういうものか分からないけど、部屋が明るくて、生徒一人ひとりに机と椅子があって、学校の環境としてはすごくいいと思う」とコメント。撮影で挑戦した“チョーク投げ”については「学生時代もチョークを投げる先生なんて見たことがない」と語り、日本の先生たちに「生徒にチョークを投げるのだけは、やめた方がいい」と冷静にアドバイスした。

　また、今年3月にドラマ『3年B組金八先生』（TBS系）の坂本金八役を“定年退職”した武田は、「日本の教育の世界はなかなか難しいようですが、勉強する以外に、日本の生きる道はないように思います。先生がた、ぜひ強い思いを持って、学びの教壇に立って頂きたいと心より祈っております」と現役の先生たちにエール。そして共演を果たしたジョーンズの印象を「会ってみるとやっぱり大男ですね。ハリウッドで生きてきただけあるなと。思っていた以上に大きかったです」と語っていた。

　『ボス レインボーマウンテンブレンド』の新CM「教師」篇は、18日より全国放送開始。