堀内孝雄、KAN、森高千里、つんく♂、モーニング娘。らが所属するアップフロントグループが9日、神奈川・横浜の山下公園で東日本大震災チャリティーイベント『がんばろうニッポン　愛は勝つ 〜From Yokohama with love〜』を開催した。KANの代表曲「愛は勝つ」を所属タレント98名で合唱し、堀内は「歌の力はあるとつくづく思う。微力ですが、一丸となって頑張りたい。被災者のみなさんには“頑張らないで”と言いたい。頑張るのは僕たちなので“耐えてください”」と呼びかけた。

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　「どんなに困難でくじけそうでも 信じることさ 必ず最後に愛は勝つ」と、事務所をあげた活動で被災地に歌を通してエールを届けた。震災を受けて制作した新曲「Love is here〜希望の光〜」を動画共有サイト『YouTube』で無料配信しているつんく♂は「今できることを僕も考えた。ミュージシャンは音楽を作ること。自分にしかできないことをやるのが1番」と語った。

　先日、被災地の宮城県気仙沼市と石巻市を訪れ、地震と津波の被害を目の当たりにしたという相田は「ガレキの山に言葉を失った。被災者が前向きに頑張っているなか、生きさせていただいている私たちが元気にならないといけないと思う。それぞれの力で支えになれたら」と1日も早い復興を願い、森高も「子を持つ親として、日本の未来のために、みなさんの力を1つにして、頑張らないといけない」と一致団結していくことの重要性を訴えていた。

　同社と横浜市はこれまで地球温暖化や環境問題をテーマとしたイベントを共催。今回は、山下公園が関東大震災の復興事業の一環として震災被害の瓦礫や焼土を埋め立てて造成された公園でもあるということから、復興祈願の意味を込めて同所での開催を決めた。会場には辻希美も第2子出産後初めて公の場に姿をみせ、募金箱の前で義援金を募った。

　同イベントは、山下公園のほか元町商店街と横浜中華街でも同日午後4時まで募金活動を行う。さらに堀内を中心にグループ所属タレント131人が歌唱した「愛は勝つ」をチャリティーソングとして同日午前0時より配信。その収益全額や各コンサート、イベントなどで集められた募金は、日本赤十字社を通じて復興支援のために寄付される。

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