昨年9月に再結成した人気デュオ、ピンク・レディーが3月31日、東京・赤坂BLITZで復活ライブ『初陣式』を行った。再結成時「日本を元気にしたい」とコメントしていた2人の意向により、同公演は東日本大震災の被災者へ向けたチャリティーイベントとして実施され、ミイは「私たちと皆さんが、ひとつになって出陣するときです。この門出に、明日の希望を信じて」とコメント。終演後にはケイとともに会場出口で募金を呼びかけ、本人の登場に興奮するファンと握手を交わしながら「ありがとうございます」と感謝の言葉をかけた。

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　1976年8月にシングル「ペッパー警部」でデビューしたピンク・レディーは、数々のヒット曲を世に送り出し、アイドルという枠を超えた社会現象を巻き起こしたが、1981年、後楽園でのコンサートで惜しまれながらも解散。幾度かの再結成を経て、昨年9月に本格的に“復活”。解散コンサートからちょうど30年目となるこの日に、本格始動の第一歩を踏み出した。

　大声援に圧倒されながらケイは、「30年前の今日、解散し、30年後の今日、生きている証しを実感しています」と言葉を噛みしめ、ミイも「今、こうして2人で皆さんの前にいられることは、目に見えない大きな意味があるのだと感じています」と感無量。50代とは思えない艶やかなパフォーマンスで1200人の観客を魅了し、ヒット曲「ペッパー警部」、「UFO」、「渚のシンドバッド」など全11曲を披露。鳴り止まないアンコールの中、ケイは「これから先、皆さんと一緒に、新たな歴史を歩むことができたら幸せです」とメッセージを送った。

　本編では、来場者を対象にしたチャリティーオークションも実施。2人のサインが書かれた非売品のスタッフTシャツ30着が1枚1万2000円、前回のコンサート『ピンク・レディー メモリアルコンサート』で2人が着用した衣装一点ずつがそれぞれ13万円、10万円で落札された。なお、今回の収益と会場で販売したグッズの収益は、すべて義援金として寄付される。

　同公演はLED光源の照明機材を多用することで、通常のライブ電力量の約10分の1でステージを演出。ピンク・レディーは5月21日（土）千葉・市原市市民会館を皮切りに、5万5000人を動員する全国コンサートツアー『ピンク・レディー　Concert Tour 2011 “INNOVATION”』を行う。

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