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ステレオポニー、阿部寛主演の映画主題歌に決定 亡き恩師に捧げる新曲

 ガールズバンド・ステレオポニーの新曲「ありがとう」が、恩師である仲宗根陽(なかそねひかる)氏をモデルとした阿部寛主演の映画『天国からのエール』で主題歌を担当することが24日、わかった。

ステレオポニー(左からNOHANA、AIMI、SHIHO) 

ステレオポニー(左からNOHANA、AIMI、SHIHO) 

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 美ら海水族館で有名な沖縄県本部町(もとぶちょう)で弁当屋を営んでいた仲宗根陽氏が、夢を持つ高校生たちを応援したい一心で、借金をし手作りした無料の音楽スタジオ『あじさい音楽村』。数多くのプロアーティストを輩出した同スタジオは、現在も音楽を目指す多くの若者達が集う場所となっている。ステレオポニーも同所で結成され、父親のように慕う仲宗根氏の優しさと叱咤激励(しったげきれい)のもと、2008年11月に念願のメジャーデビューを果たした。

 映画『天国からのエール』は、志半ばで病に倒れながらも若者を信じ愛し続けた仲宗根氏と、彼を「ニイニイ」と呼んで慕い、音楽以上に大切な生きることや夢を追いかけることを教えられる若者たちの実話をもとにした作品。主題歌には、2009年に他界した仲宗根氏ともっとも関わりの深いステレオポニーが抜擢され、「『天国からのエール』という作品が現実と向き合う機会をくれて、私達が本当に伝えたかったことをそのまま曲にしました。ちゃんと言葉にできたのか私達にもまだ分からないけど、それでもこの曲をニイニイが空の上で聴いてくれて、きっと笑っているんじゃないかなって信じています」と恩師への言葉にならない感謝の気持ちを綴った楽曲となっている。

 同映画は、2011年10月より全国ロードショーされ、阿部寛ミムラ桜庭ななみ矢野聖人森崎ウィン野村周平らが出演する。

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  • ステレオポニー(左からNOHANA、AIMI、SHIHO) 
  • 主演の阿部寛 

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