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サンボ・山口、箭内道彦氏ら福島県人バンド再結成 応援歌収益を義援金に

 ロックバンド・サンボマスターのボーカル山口隆、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏ら福島県出身のアーティスト4人がバンド“猪苗代湖ズ”を再結成し、チャリティーソング「I love you & I need you ふくしま」を20日、緊急配信した。同曲は、420円(税込)で配信限定発売。手数料を除いた収益金全額が義援金として、福島県災害対策本部に寄付される。

“猪苗代湖ズ”に参加したサンボマスター・山口隆(Vo)&近藤洋一(B) 

“猪苗代湖ズ”に参加したサンボマスター・山口隆(Vo)&近藤洋一(B) 

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 地震や津波の被災に加え、原発事故への不安に包まれる福島に恩返しをするのは今しかないと、山口(会津若松市出身)、箭内氏(郡山市出身)、TOKYO No.1 SOUL SETのボーカル・渡辺俊美(双葉郡富岡町出身)、THE BACK HORNのドラマー・松田晋二(東白川郡塙町出身)の4人が立ち上がった。

 猪苗代湖ズは昨年9月、箭内氏が実行委員長を務め、福島・裏磐梯高原で開催したイベント『風とロック芋煮会』を機に結成したが、故郷のピンチに再結成。節電に配慮するため東京を離れ、名古屋のスタジオでレーベルの壁を超えて、「I love you & I need you ふくしま」をレコーディングした。

 サンボマスターのベーシスト・近藤洋一がエンジニア&プロデューサーとして特別参加するなど、最小限の費用、人数、使用電力で生みだした福島への愛の歌は、17日のレコーディング開始からわずか3日で配信開始。TOKYO FM 携帯サイト(http://www.tfm.co.jp)で限定配信中だ。

 メンバーは「ぜひ福島に、この曲を届けてください。ダウンロードして、被災地に、大切な人に、想いを届けてください」と呼びかけている。

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