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戦場カメラマン・渡部陽一氏、昔ばなし朗読に初挑戦

 独特な口調で人気の戦場カメラマン・渡部陽一氏(38)が、日本昔ばなしや世界の名作童話を読み聞かせる朗読CD『渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇』を来年2月23日に発売することが14日、わかった。ORICON STYLEのインタビューに応じた渡部氏は「僕の声と、間と、話し方で、昔ばなしに書かれた思いやりの精神、人の痛みをわかる大切さなどを子どもたちに伝えていきたいと思います」と、真摯に意気込みを語った。

独特な語り口を活かして朗読CDを発売する戦場カメラマンの渡部陽一氏 (C)ORICON DD inc. 

独特な語り口を活かして朗読CDを発売する戦場カメラマンの渡部陽一氏 (C)ORICON DD inc. 

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 いまやテレビやイベントに引っ張りだこの戦場カメラマンが、その語り口を活かして、「桃太郎」「花咲かじいさん」「かぐや姫」「おむすびころりん」など、古くから読み継がれる昔ばなしの朗読に初挑戦した。うってつけの仕事に見えるが、オファーされた当初は「僕はカメラマンであり、撮影するのが仕事。プロのしゃべり手さんのように、しっかりした日本語を話せるわけではありません。本当に僕でいいのだろうか」と悩んだという。

 それでも、幼少時代に見聞きして育った昔ばなしを読み直すと「丁寧なわかりやすい日本語で、人として生きていくうえで大切なことが短いお話の中に凝縮されている」ことを再発見。「僕でよければ、子どもたちに日本の良き文化を伝えることに喜んで挑戦したい」と思うようになり快諾した。スローテンポだが、その言葉によどみはない。

 そんな渡部氏の声について、日本音響研究所・主任研究員の鈴木創氏は「渡部さんの朗読は安らぎを感じさせる音声であり、特に子音の発声がきれいなため、清潔感を損ねず、聞く人をリラックス状態へ移行させる」と分析。「この朗読CDは、乳幼児から大人まで非常に高い“癒し効果”、“安眠導入効果”が期待できます」と太鼓判を押す。

 今年6月に誕生した長男にも読み聞かせたい作品を尋ねると「どれも100%、自信作ですが」と前置きし、たっぷりためて「も・も・た・ろ・う」。いわく、鬼ヶ島という“戦場”で仲間たちと助け合い、戦い、しっかりと結果を出す様は、自身の仕事環境に重なるという。

 ボーナストラックには、子どもたちに「とにかく一歩踏み出してみよう、挑戦してみよう」という思いを込めて自身が書き下ろしたオリジナルストーリー「やりたいこと やってみよう」の朗読を収録。渡部氏が世界各地で撮影した子どもたちの写真を掲載した56Pの絵本も付属し、さまざまなアプローチで子どもたちに「命の尊さ」を伝える。

 来年2月22日(火)には、都内で朗読コンサートを開催予定。

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  • 独特な語り口を活かして朗読CDを発売する戦場カメラマンの渡部陽一氏 (C)ORICON DD inc. 
  • 渡部氏の話し方同様、ほっこりするCDジャケット写真 
  • 自らさまざまなポーズをとってくれた渡部氏 (C)ORICON DD inc. 

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