吉本の若手芸人が出演する劇場『baseよしもと』（大阪市中央区）が12月3日に閉館し、来年1月1日に同じビルの5階にある『ワッハホール』に新劇場として移転することが25日、同劇場で行われた会見で発表された。ジャルジャル、モンスターエンジン、スマイル、天竺鼠ら現役の“baseメンバー”19組は、事前に閉館の事実を知らされておらず、司会のたむらけんじから会見の趣旨が発表されると会場は騒然となった。

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　『baseよしもと』はダウンタウン、ナインティナインらが育った『心斎橋二丁目劇場』の閉館を受け、1999年9月にオープン。当初はランディーズ、ロザン、キングコングの3組で構成されたユニット・WEST SIDEが活躍し、その後もたむら、陣内智則、友近、南海キャンディーズ、NON STYLEら人気芸人が次々と誕生した。

　最終日となる12月3日には『さよならbaseよしもと　LIVEワラb3Hスペシャル〜baseでファイナル〜』を開催。その後、新劇場がオープンする12月4日〜31日までは『ヨシモト∞ホールOSAKA』を中心にイベントを展開する。新劇場（名称未定）は来年元日、YES・NAMBAビル5階（現・大阪府立上方演芸資料館「ワッハ上方」）にオープンする。

　ウーマンラッシュアワーの村本大輔はこの日がちょうど誕生日だったが、衝撃の発表に「大変な日になってしまった」と呆然自失。たむらも劇場のオープン当初を振り返り「最初は客席がなかなか埋埋まりませんでしたが、半年ほどで満席が続くようになった。若手（芸人）の劇場における爆発力は、すごいと思いましたね！」と感慨深げだった。