毎日放送の八木早希アナウンサーが、来年3月末で退社すると25日、同局が発表した。退社後はフリーアナウンサーとして活動するという。八木アナは広報部を通して「局のアナウンサーとして、ありとあらゆる経験をさせて頂き、心から感謝しております」とコメント。今後については「大好きなしゃべる仕事、人と出会える仕事をマイペースに続けていけたらと思います」としている。

　2001年に同局へ入社した八木アナは、退社の経緯について「毎日放送アナウンサーとして勤務して丸10年。この節目に、局アナウンサーの域から、もう少し幅を広げられるよう新しい道を探る決心をしました」と説明。幼少期から「憧れだった」アナウンサーとして活動した日々を振り返り、「本当に楽しい、感謝の毎日でした」と心境を明かした。

　プライベート面では、2007年に一般男性と結婚。当時、番組で共演していた歌手・やしきたかじんが仲人と挙式プロデュースを務め、その模様はテレビ番組でも放送されて話題となった。しかし、多忙のため「インスタントラーメンを（夫の）夕食代わりにすることも多かった」（八木アナ）ようで、今回の動きには、思うように家事ができず、迷惑をかけてきた夫への“恩返し”の意味も込められているようだ。

　今後は、フリーアナとしての活動以外にも、大学の教壇に立って活動するほか、本を出版することなども示唆。将来は「信頼して頂ける話し手・パーソナリティーになれたら幸せです」と、抱負を語った。

　1978年生まれの八木アナは現在、同局の人気情報番組『ちちんぷいぷい』などに出演中。小学校時代に3年間、韓国・ソウルに居住したことから英語や韓国語が堪能で、そのスキルを活かして、海外取材や外国人へのインタビュー取材も積極的に行ってきた。2006年12月には、韓国政府から韓国観光名誉広報大使に任命されている。

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