総合プロデューサー・つんく♂が12日、都内書店で著書『口説く』（青志社）の発売記念イベントを行った。モーニング娘。ら人気アイドルを多数世に送り出してきたつんく♂は、現在握手会など“新たな手法”で人気を集めるアイドルグループ・AKB48に対し「ああいう方法がありなら、モー娘。はこういう方法がありかな」と対抗案を思い浮かべてニヤリ。愛娘がAKB48入りを希望したら？という質問には「一番（センター）取れるんなら行ってこいと。それくらいの気持で、勝負して勝っていかないとと思いますね」と明かした。

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　AKB48人気をもとに、現在の音楽業界を分析したつんく♂は「レコード屋さんにとっても、キラーコンテンツができているのはいい流れなんじゃないでしょうか。AKBが頑張っていることによって、日本のアイドル文化が変わってきた」。現状を悲観せず「K-POPが入ってきたりして、市場が大きくなってきた。新たなチャンスの到来と思っているので、前向きに捉えています」と熱く語り、「モー娘。は毎日公演はできませんが、年末に女子プロ風のイベントをやろうかなと考えてます」と新たな展開をのぞかせた。

　同著はつんく♂にとって約2年ぶりとなるビジネス書。自身の生い立ちや育った環境を振り返り、学んできたことや失敗談を赤裸々に告白。ロックバンド・シャ乱Qとして大阪、東京で栄光を勝ち取るとったエピソードから、結婚、双子が生まれてからの体験談など、これまで以上につんく♂を掘り出した内容になっている。

　現在、夫人が妊娠6ヶ月目のつんく♂は「欲しいねと思っていて、こんな早くコウノトリさんが運んできてくれるとは」と驚きの表情。性別はまだわからない状態だが「非常に楽しみ。元気であれば、（希望など）なんにも思わないですね」とここは“パパ”の顔をのぞかせていた。