グルメガイド本「ミシュランガイド」シリーズを発行するミシュランタイヤは19日、『ミシュランガイド京都・大阪・神戸 2011』(22日発売)の掲載内容を発表した。今回掲載される施設は合計312軒で、三つ星は昨年より5軒多い12軒。今回初めて調査対象になった神戸からは2軒が三つ星に選ばれたほか、合計50軒が星を獲得した。また、今年からおばんざいや鳥料理、ゆば料理店が新たなカテゴリーとして加わっていることも発表された。
京都と大阪を対象にした「ミシュランガイド」の関西版は2009年に初めて発行。今回から新たに神戸が加わり、対象は3地区となった。今回掲載されているレストランのうち約6割が日本料理で、そばや寿司、てんぷら、居酒屋、串揚げ、おでん、精進料理などを含めると和食が8割を超える。そのほかにはフランス料理、中華料理、フュージョン、イタリア料理、ステーキハウスなどが選ばれた。
三つ星を獲得したのは京都7軒、大阪3軒、神戸2軒のレストラン。京都地区では「なかむら」が、大阪地区では「柏屋」と「太庵」が二つ星から昇格している。
二つ星は全部で44軒あり、京都22軒、大阪12軒、神戸10軒のレストランと、京都の旅館2軒が獲得。神戸地区を含む13軒のレストランが初登場しているほか、12軒のレストラン・1軒の旅館が一つ星から昇格した。
一つ星は全部で183軒。京都71軒、大阪75軒、神戸37軒のレストランと、京都1軒、神戸1軒の旅館が選ばれた。
同ガイド本のジャン=リュック・ナレ総責任者は「世界には三つ星レストランがわずか90軒しかありません。そのうちの12軒が京都、大阪、神戸から選ばれています」と語り、「今年のセレクションがこのようにすばらしいものとなったことを喜ばしく思います。それだけに、これほどおいしくて素晴らしい料理を出している京都、大阪、神戸のシェフ・料理人の方々は賞賛に値するでしょう」とコメントを寄せた。
なお、『ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉2011』日本語版・英語版は11月27日に発売となる。
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2010/10/19