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　マッチこと歌手でレーサーの近藤真彦が14日、都内で会見を行い、自身がオーナー兼監督を務めるレーシングチーム『KONDO RACING』が、本年度の『全日本選手権フォーミュラ・ニッポン』の第4戦より途中参戦することを発表した。「日本のトップカテゴリであるフォーミュラで戦うことは、チームにとって最高のステータス」と説明した近藤は、好成績を残すことを宣言し「『KONDO RACING』がフォーミュラに帰ってきたぞ！とアピールしたい」と力強く語った。

　近藤は1984年、富士フレッシュマンレース第2戦（現・富士チャンピオンシップレース）よりレース活動を開始。1988年から1993年にかけては全日本F3選手権に参戦し、2000年には自らのレーシングチーム『KONDO RACING』を設立した。2000年から2008年まで連続参戦してきた『フォーミュラ・ニッポン』だが、今年は経済的な事情などから踏ん切りがつかず、開幕戦からの出場を断念。しかし周囲からの熱烈なオファーを受け、今回の途中参戦が決まった。

　同レースを「このカテゴリは非常に大切」と位置づける近藤は、途中参戦について「多少の無理はある」としながらも、「今年、どこかでいい成績を残す」と気合十分。近藤とともに会見に出席した『KONDO RACING』ドライバーの松田次生は、同レースの2007〜08年度に連続優勝した実績を糧に「日本のトップを守り続けるのが僕の使命だと思っているので、目標を立てていきます」と気を引き締めた。

　会見終了後の囲み取材で近藤は「日本はサッカーとか野球とかは盛り上がってるけど、モータースポーツの認知度はまだまだ少ない。ここをなんとか盛り上げないと」。また「最近、若い子の“車離れ”が増えてる。それは困るから！」と大の“車好き”らしいコメントを残した。


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