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　吉本興業は2日、都内で新生「吉本興業」事業内容発表記者会見を行い、中国のメディアグループ・上海SMGとの長期的な事業提携に合意し本格的に中国展開していくことを発表した。吉本興業の大崎洋代表取締役社長は「SMG傘下で上海に合弁会社を設立する。中国支社も作る」と明かし、バラエティや情報番組の企画や制作および放送にとどまらず、テレビ番組のインターネットやモバイルでの配信、広告代理店業務、タレントマネージメント、E-コマース展開、中国流お笑いの研究と育成などを中国で事業展開していくとした。

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　上海SMG副総裁の滕俊傑は「中国で最も影響力のあるテレビやラジオ、雑誌、新聞、イベント関係などの分野をはじめ、タレントのマネジメントも展開している。海外にもいろいろな展開をしている。今回、こういう形で吉本興業さんと組んで、いろんなコンテンツなどを展開していきたい」と語った。

　吉本興業は2008年8月に戦略的提携を締結した、米俳優ブラッド・ピットやトム・クルーズを抱えるアメリカ最大手のタレント・エージェンシー（CAA）と、番組を共同制作する試みも行っていく。大崎社長は「吉本の日本およびアジアにおける力と、CAAの米国および世界における力を合わせて、ビジネスチャンスを追求していく」と事業拡大を目的に掲げ「具体的な番組案を1、2ヵ月後に発表していきたい」と展望を語った。

　また、iPadやiPhoneといったデジタル分野の広がりに対応できる人材を見出すため、日本全国民を対象にした市民芸人発掘プロジェクト『芸人2』を開始。3か月に1度のペースで試験問題を出し、合格者には番組やイベントにデジタル分野から参加してもらう内容となっている。

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