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【編集長の目っ!】“まんまmiwa”な新曲「リトルガール」

■ハタチの女子の等身大のラブソング

 女性のシンガー、シンガー・ソングライターは、どんな時代も、そのアーティストの等身大で、リアルな、恋愛に対する想いを素直に言葉にしたものが、ティーン〜20代女性からの支持を得ている。現在の音楽シーンでの、新世代女性アーティストといえば、加藤ミリヤ、西野カナ、阿部真央といったところが代表格になるのだろうか。彼女達の作品は、若い女性の“恋愛のバイブル”として、セールスを伸ばしている。今年3月にデビューしたシンガー・ソングライターmiwaもその1人といっていい。

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 デビュー曲「don’t cry anymore」が、いきなり、榮倉奈々主演で話題を集めたドラマ「泣かないと決めた日」の主題歌に起用され、一躍次世代の女性シンガー・ソングライターとして注目を集めた。そんな彼女の2ndシングル「リトルガール」が6/23にリリースされた。身長149cmの“リトルガール”miwaが、「自分らしい等身大の歌を作りたいと思って」書いた作品で、曲調も「普段の私を伝えたかったから、アップテンポの明るく元気な曲にしました」とどこまでも“等身大”な作品だ。

 3月の彼女のデビューのタイミングでもここで書いたが、彼女の武器はなんといってもそのキャラクター。天真爛漫、会うといつも瞳を輝かせながらステキな笑顔を見せてくれる。育ちの良さを感じさせてくれる清潔感は、人を惹きつける。

 「リトルガール」はまさに彼女そのものだ。ポップで、でもちょっとせつなくて、巷に溢れる誰もが共感できるラブソングじゃなくて、2人だけにしかわからないラブソングを作ろう、という意思の強さが垣間見えたり、ハタチの女子心がギュッと凝縮されている。

 先日オンエアされた音楽番組『僕らの音楽』(フジテレビ系)でも、彼女の魅力を再確認できた。榮倉奈々さんとの対談では、ハタチの女の子、無邪気なオトナの部分が出ていたし、スガシカオさんとのコラボ「愛について」でも、柔らかくも強さを持ち合わせた声が印象的だったし、温もりのある空気に包まれながらも、どこか凛とした佇まいを見せてくれる彼女の“キラキラ”感を、感じることができた。

 これから曲をたくさん書いて、ライブもたくさんやり、色々な想いを重ねて、miwaにしかかけないラブソングを聴かせて欲しい。その時その時の自分の気持ちを飾らない言葉で、というスタンスは変えないで欲しい。同世代の女性の代弁者として、シーンの中で、確固たるポジションを築いて欲しい。

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  • miwa 
  • 「リトルガール」初回盤 
  • 「リトルガール」通常盤 
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