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「死ねないね」と立川談志、声帯にコラーゲンを打ちラジオ復帰

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 糖尿病による半年以上の療養を経て今年4月に高座復帰した落語家・立川談志(74)が21日、ラジオ特番『談志なう』(文化放送・27日放送)の収録に臨んだ。4月13日の高座復帰後会見では「もう駄目です」「これが見納め」など引退をにおわせる発言をしていた談志は終了後、報道陣の取材に応じ、声帯にコラーゲンを打ってから収録に臨んだと告白。番組内では、“今の自分に声をかけるとしたら?”という質問に「死ねないね」と回答し、己の死生観、今後の展望などを話した。

文化放送特番『談志なう』の収録を行った立川談志 (C)ORICON DD inc. 

文化放送特番『談志なう』の収録を行った立川談志 (C)ORICON DD inc. 

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 同番組は、『今(今…思う。あれ・これについて)』『昔(あのころ みんな○○だった』『未来(これからのこと)』という3つのテーマで構成。『今』では74年間生きてきたからこそ持ちうる談志の価値観を元に、現代の物や値段について意見を述べ、『昔』では少年時代のやんちゃな思い出から、参議院議員選挙に立候補した35歳の頃の心境を振り返った。約2年前に石原慎太郎都知事から“選挙に出てくれ”、と頼まれたというエピソードなど、“今だから話せる”目線で大胆に語っている。

 収録を終えた談志は、久々のラジオパーソナリティに「年齢を重ねてくると、逆にフレッシュに感じるかもしれませんね」と満足げ。今後もラジオの仕事は「やっていきたい。この声でなんとかなると言ってくださるなら」と意欲を見せたが、自らののどを気にして「少なくともこんな声じゃなかった、(2か月前には)もっと出てたんじゃないかな」と話し「自分じゃ辛い。病気じゃなく、年のせいかも」と淡々と述べた。

 現在ホールなどで行う高座へ出る予定はないという談志は今後、雑誌の執筆や対談、ラジオのパーソナリティを中心に活動していく。

 特別番組『文化放送ホームランナイターセンパツ!スペシャル〜談志なう」は、6月27日(日)午後6時〜午後7時より放送。

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