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　政治家のモノマネで知られる社会風刺コント集団ザ・ニュースペーパーが14日、都内で行われた映画『ザ・ウォーカー』応援演説会で新ネタを披露した。登壇者は、行政刷新担当相・蓮舫（レンホウ）氏役の山本天心、民主党幹事長・枝野幸男（エダノ・ユキオ）氏役の竹内康明、前内閣総理大臣・鳩山由紀夫（ハトヤマ・ユキオ）氏役の福本ヒデ、自民党の小泉進次郎（コイズミ・シンジロウ）氏役の石坂タケシの4人。イベント後の取材で、定位置だった“センターポジション”をレンホウに奪われたハトヤマは、先日行われた『第2回 AKB48 選抜総選挙』の結果と絡めて、「AKB48のあっちゃん（前田敦子）の気持ちがよくわかるのは私です。まさか負けるとはね…」と語り肩を落としていた。

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　この日の“応援演説”を仕分けならぬ、仕切っていたのはレンホウだった。14日夜に控えるサッカーW杯の日本代表戦を話題に、ハトヤマが「カメルーン戦、私も“亀”には苦しめられましたから。どんどん点を入れてください。私も政治と金、普天間問題と、あと1点でハットトリックでした」と興に乗って迷言を繰り出していると、レンホウが「もう発言権はないんですから」とシャットアウトした。

　「ニュースペーパーでは総理が主役ですからね」というハトヤマ役の福本からは、新総理の菅直人（カン・ナオト）氏役が登場しなかったことについて、「政治の動きに追いついて行けてない…」と弱気な発言も飛び出した。安倍、麻生、鳩山と歴代の首相役を務めてきた福本だったが、いずれも短命で終わり、ついに小泉元首相役を演じてきた松下アキラに“首相役”の座を明け渡すことに。めまぐるしく変わる政局に「小学生なんかは学級委員と一緒で、総理も1年ごとに変わるものだと、下手したら途中で辞めてもいいんだと思ってしまい教育上よろしくない。私の生活上もよろしくない」と苦言を呈した。

　映画『ザ・ウォーカー』（アルバート＆アレン・ヒューズ監督）は、現在ある文明が崩壊した近未来の世界を舞台に、30年間、この世にたった1冊残る本を運ぶため旅を続ける男（デンゼル・ワシントン）と、その本を奪おうとする男（ゲイリー・オールドマン）との死闘を描くサスペンス・アクション超大作。6月19日（土）より全国公開。


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